娘の国語の教科書にあるお話です。
内容は
犬のエルフィーと男の子は大の仲良し。一緒に大きくなりました。
でもエルフィーは犬だから、男の子よりもずっとはやく大きくなりました。
そしてだんだんと老いて、太っていきました。
男の子は寝る前には必ず、「エルフィー、ずーっと、だいすきだよ」と言ってあげたのでした。
男の子の家族もエルフィーのことを大好きでしたが、誰もそれを口に出しては言いませんでした。
ある朝、目を覚ますとエルフィーが死んでいました。
みんな悲しくてたまりませんでしたが、男の子は毎晩エルフィーに「ずーっと、だいすきだよ」と言ってあげていたので、いくらか気持ちが楽でした。
男の子は、今後動物を飼うときは、きっと毎晩「ずーっと、ずっと、だいすきだよ」と言ってあげよう、と思うのでした。
という内容です。
私は娘の音読の宿題で可愛い声で読んでいるのを聞いて涙が出てしまいました。
ところが、先日この話の内容についての学校のプリントを見つけました。
以下問題(Q)、娘の答え(A)
(Q)すきならすきといってやればよかったのに、どうしてだれもいってやらなかったのかな?
(A)エルフが犬はことばではなしはつうじないから
(Q)エルフはきっとわかってくれたよね。ってかいてあるけど、なにをわかってくれたのかな?どうして、わかってくれたってことがわかるの?
(A)ほんとうにすきだっていうこと。エルフはみみはわるくないから
(Q)ぼくだってかなしかったのに、いくらかきもちがらくだったのは、どうしてかな?
(A)せわをしなくていいから
(Q)ぼくのせはぐんぐんのびたのに、エルフはどうして、どんどんふとっていったの?
(A)ストレスがたまったから
(Q)エルフはどうして、さんぽをいやがるようになったの?
(A)おなかがだるいから
(Q)となりの子が子犬をくれるといってくれたのに、どうしていらないっていったのかな?
(A)せわがたいへんだから
(Q)どうしてエルフはきにしないってわかるの?
(A)しんでしまっているから
(Q)どうしてエルフはかいだんも上れないのに、ぼくのへやでねなくちゃいけないの?
(A)よるにいえをきたなくしたりしたらいやだから
こんな回答をしていました。
私の流した涙は何だったのでしょうか?