義父の引越しから数ヶ月。
元の家の買い手も決まり、受け渡しのための最終整理。
先にバッファロー入りしている夫を追い、私は今日オーステインから飛ぶ。
チェックインした際に、乗り換え後の便の座席が指定されていず、シカゴの乗り換えゲートで係員に駆け寄った。
「その前に2,3しなければいけない事項があるので、後ほどアナウンスします」
そのまま搭乗まで10分に迫った。
再び問いかけると、係員の顔がマジ表情に変わり、告げられた。
「実はオーバーブッキングになっており、今現在満席です。」
「が!もう1名のボランティアを確保しており、その方の空けた席が、貴方の座席になります。」
「が!現在の時点ではそれがどの席かわかりませんので、一旦全員搭乗させてから確認します。」
いや、それって、現時点でボランティアいないんじゃないのか?
ボランティアした人の座席番号が解らないって、このコンピュータ化されたご時勢に??
という訳で、全員が搭乗していくのを見送り、ロビーで待つ。
同じように待つ、アジア系女性がおり、声をかけてみたら、彼女も同じ状況だった。
違いは、彼女はボランティアの存在など告げられておらず、ただ待てと言われたらしい。
「この便を逃したら、次は3時間後出発らしいの。私は観光で今日3時間送れて着いても問題ないから、旅券ボーナスをつけてくれるなら、次の便に振り返られても、ま、いいか。」と。
結局、しばらくして私は座席を告げられ搭乗。彼女は次の便に振り替えでファーストクラスにグレードアップそして300ドルの旅行券を受け取ることになった。
2時到着後、家の整理作業に直行で、明日の朝までの作業が鍵だった私は搭乗できてほっとし、彼女は300ドルボーナスで悪くはない、と、納得の結果。
そんなこんなでバッファロー着。
今日は集中作業に入り、夕食などゆっくり取らないつもりが、義父が状況把握できないというか。。。友人と外食の約束してしまっていた。
「貴方だけどうぞ」ともいかない。
で、仕方なく付き合うことになった、Page’s Grille。
外からでは想像しなかったが、内装にはエルビス・プレスリーの実物大人形が立ち、ビールや洋酒メーカーのロゴがデザインされたギターなどが飾られていた。
高齢で食が細い義父と友人は、前菜メニューの餃子をそれぞれ注文。
普通サイズの餃子5個で、ちょうど良い量なのだ。
楽しそうに餃子を食べる2人の姿は、ちょっと、かわいい。
私はバッファローに着いたばかりなのだし、バッファロー名物のビーフ・オン・ウェック。
夕食後は義父を送り届け、夫と2人、明日と明後日行うエステートセール前に、セールに入れない品々の移動と箱詰め作業。
夜は、長い。