ここのサックススタジオは年に2回、スタジオアンサンブルでのコンサートを行います。
息子のデビューだった秋コンサートは、1回生はオープニングとアンコールの2曲のみの出番でしたが、春コンサートは最初から最後まで全てに参加。
全曲を暗譜するのが、息子には一番の難関だったようですが、無事ステージを勤めました。
今回の春コンサートの目玉は、レスピーギの「ローマの松」。
管弦楽団の編成で作曲されたこの曲を、スタジオのメンバーである院生が、全てをサクソフォン(と打楽器、ハープとピアノ)で演奏する形にアレンジ。
本来フルートやオーボエやトランペットなどなどが奏でる音を、すべてサクソフォンで表現するわけです。
スタジオの教授も、「これができるのは、ここイーストマン音楽校の我々だけ」と自負。
コンサート最後に演奏された、その「ローマの松」。
ちなみに息子は、第1楽章ではこの位置におり、1:45あたりで彼の音だけしか演奏されない箇所が、ほんの短い瞬間(2小節!)あります。

ほんの短い瞬間でも、全米でトップクラスの1つであるサックススタジオの、昨年までは夢の存在だったステージ上で息子のサックスの音だけが流れているというのは、私には感動もの。
第2楽章以降は、この位置どり。

このサックススタジオ、上級生はみんな国際コンテストや全米コンテストで受賞しているすごい人たちが集まっています。
セミプロ級のそんな先輩たちとのコンサート。
やや恐縮気味に見えるのは、「失敗するなよ~」とドキドキしながら見る親の目線でしょうか。
前に出てくるところも、1歩後ろにずれてます(笑)

今年度を締めくくった春コンサートのラスト。
レスピーギの「ローマの松」
イーストマン・サクソフォン・プロジェクト(ESP)のステージ。