
本日は「本日のピンズ」で、BOAマーチング・コンテストのピン。

息子の高校のバンド授業は、基本、前期がマーチングバンドで、後期がコンサートバンドとしての活動になる。
が、今年は、シカゴでのコンファレンス演奏に招待されたため、息子を含む第1バンドは、マーチングと並行してシカゴ・コンサートの準備も進めてきた。
そのシカゴでの演奏は、本来1バンド30分程の演奏時間が割り振られるのだが、常連でオオトリを勤める海軍バンドが今年は出席できず、その海軍バンドの割り振り分も、息子たちが演奏することになった。
倍の時間を貰える期待に応え、先生の要求するレベルも高く、演目も難しいものが多いらしい。
「今日もどなられた・・・」
と、ピリピリ四苦八苦してきた息子。
それでもコツコツ毎日努力した成果は現れるもので、ようやく最近、どうにか先生の納得するところまで到達できたらしい。
シカゴのコンサートまでは、あと2週間ほど。
最後のツメ期間に入るところで、今日は通しでドレス・リハーサル兼クリニック。
コンファレンスの役員でもある方を招き、1曲演奏が終わるごとにコメントとアドバイスを頂くという形式。

当日は、昨年卒業し名門ジュリアード音楽校へ進学した卒業生がゲストとして数曲演奏するのだが、それを除いた形で今日は演奏される。
通常のコンサートではなくオープンリハ、それも1曲ごとに中断するので、「時間も長くなるし観客的には退屈かも」と言われたが、実際は、こういう形の方が面白かった。
素人の私には解らない、アドバイスの指摘がなされていくのを、「なるほど」と眺めるは、通常のコンサートでは気が付かない事がわかったりして面白い。
今日まで、要求される高いレベルに四苦八苦してきた息子だが、ソロを名指しで評価され、今までの汗が報われたというもの。
「改善点を指摘するだけじゃなく、良いところもちゃんとコメントしますね」と最初に宣言したクリニックの先生、褒めて伸ばすタイプなのだろうか。
もしそうだとしたら、大成功。
「ソプラノサックスのソロ、素晴らしい」
その短い一言コメントで、すっかり意識レベルの上がった息子。
シカゴ遠征まで、まだ精進の日々が続くけれど、それもまた楽しい緊張感。