
本日のTシャツは、アメフトのライバル戦ウィークのTシャツ。
息子の高校が、先週と今週、伝統的にライバルとされている学校とのアメフト試合になるので、チアリーダー部が作成したシャツ。
シャツの売り上げがチアリーダー部の活動資金に当てられる。
試合のチケットの受け取りに行った時に売られていて、そこでばったり合った方が買われていたのにつられて、つい買ってしまった。
背中に母校とライバル校のロゴがあり、それぞれが「GOOD」「BAD」「UGLY」の文字に重なっているのだけれど、いくらライバル校とはいえ、こういうのは自分の学校が「BAD」とか書かれていると気分悪くない?
ライバル校の1校は隣り合う学区で、ウチからそう遠くもなく、その学区の人々とは日常的に袖すりあっているはず。
そう考えると、着て出歩けないなあ。
さて、今日のアメフト試合は、そのライバル戦の一つというだけでなく、レギュラーシーズンの最終戦。
ウチの高校はすでにプレイオフ進出が決まっているので、少なくとも来週にプレイオフ試合があるのだけれど、母校のスタジアムでの試合はこれが最後。

特に12年生たちにとっては、高校最後のアメフトの最終章を迎える。
アメフト選手はもちろん、チアリーダー、ダンスチーム、バンド等、それぞれの立場で4年間活動してきたものが最後を迎えようとしている。
考えただけで私までセンチメンタルな気分。
そんな気分なのは私だけでもない。
「来年の今頃を考えるともうダメだわ」息子の同級生のお母さんがそう言った。
アメリカ人だって、来年12年生の息子たちの「最後のマーチング」を思ってすでにウルウルになっているのだ。
さて、試合の方は、ライバル校とはいえアメフトの試合では毎回勝負が決まっているといって良い予想通りの展開。
開戦からリードで試合が進んでいく。

ハーフタイムには、バンドの今年のマーチングショーの見納め。
最後のチャンスということだったが、ショーは後半の2楽章部分のみ。
生徒たちにとっては、先週の大きな大会で全力で演じたのを最後に、ショーは既に正式には「リタイア」したのだ。
最後の試合ということで、今日はアメフト選手やチアリーダーなどの12年生が紹介されていたのだが、バンドも12年生のセレモニー。
試合前に授与されたメダルを胸に、12年バンド生徒たちがフィールドに並ぶ。
彼らが4年間、バンドメンバーとして毎回試合で演奏してきた校歌。
いつもはアメフト選手がフィールドに並び、彼らがスタンド席から校歌を演奏する。
4年間で今日だけ、彼らがアメフト選手同様にフィールドに並び、下級生バンドメンバーから校歌を捧げられる。
息子が入学したときにはまだ10年生で若い方だった顔ぶれが、送り出しを受けに並ぶ。
やっぱり、来年は息子があそこに並ぶ12年生になる、というのが信じられない。
ハーフタイムが終わるとスタジアムをあとにする観客が少なくなかった。
最後のホームゲームとはいえ、一方的な試合展開で観るまでもないということだろうか。
(バンドは、トロンボーンが「スーサイド」を披露したり、応援が続く)
かなり観客の減ったスタジアムが更にセンチメンタル感をあおる。
試合が圧勝で終わったところで、バンドは今年最後の校歌を母校のスタジアムで演奏。
普段は指揮をとるドラムメイジャーの一人が、いそいで楽器を手に、この校歌演奏に加わった。
最後の校歌演奏にどうしても加わりたかったのだろう。
そういう気持ちを考えると、またしてもウルウル。
試合後、息子たちはいつものカフェに繰り出していった。
深夜のカフェも、今年はこれが最後になるだろう。
高校生活が終わるわけではないが、11年生の秋が終わっていく。
高校生活の「想い出」が増え、残りの日々が少なくなっていく。
見ている私まで切なくなる、秋の夜。
なんてしみじみしていますが、手作りのあんぱんをいただき、食べながら観戦でした。ありがとう~。
あんぱんとテキサスでのアメフト観戦。
ミスマッチング的ですが、あんぱんのほうも、餡を包んでいるのはパン生地でなくビスケット生地。
ほ~、こういう方法もありなのね。今度試してみよう。