「ハロウィンの日も留守になるけど・・・」
「ああ、大丈夫。私は家でキャンディ配るし、息子はまた友達と好きにするだろうし」
「子供が大きくなると楽だよね」
そんな会話をして出かけていった。
そう。
子供が小さいうちは、私が家でキャンディ配り、夫が息子たちとトリック・オア・トリートの付き添い、という役割分担だった。
子供が大きくなると、付き添いは要らないし楽だわ。
これが誤算だった。
昨日書いたように、昨年から始まった町内のパレードが我が家の前を通る。
このパレードが6時開始予定。
昨日、息子からお迎えコールがあり高校まで迎えに行き、帰宅したのが5:45頃。
でもって、息子が「A君宅に集合し学校バンド宣伝も兼ねて(楽器を演奏しながら)トリック・オア・トリートするから、A君家に6:15集合」だと言う。
A君宅まで車で約15分。
集まる友人たちはみんなその近辺に住んでおり、誰かに「ついでに乗せて行って」というわけにもいかず。
そうこれが、うっかり考え及ばなかった誤算。
まだ免許の無い息子は「勝手に好きにするから楽よね」の前に、送迎者がまだ必要なのだ。
で、夫がいない今日、それは私だ。
急いで簡単な夕食をかきこみ、6時過ぎに息子を乗せてA君宅へ。
「まあ、パレードを逃しても、トリック・オア・トリートには間に合うしね」
これが次の誤算だった。
息子をおとして帰ってくると、パレードは盛況の真っ最中。
・・・というか終わりに近い。
昨年の倍以上の参加者がいたのではないか?と思える人だかり。
そしてご近所さんたちは、パレードの子供たちにキャンディを配っている。
お向かいなどは、どうもすでに用意したキャンディを配りつくした様子。
あ、しまった。
時すでに遅し。
私のほうが準備オッケーの時には、すでにパレードはほぼ終了。
でもまだトリック・オア・トリートはこれからな時間だし・・・。
がしかし、ご近所の家々はパレードで用意したキャンディを配りつくし、トリック・オア・トリートが始まる頃には、早々に明かりを消して「キャンディはないよ」の合図状態。
ポツンと我が家が「キャンディあるよ」の合図にパンプキンの電飾などをつけていたところで「あの通りは既にパレードで終わってる家も多いから効率悪い。他の通りを周ろうぜ!」と、敬遠されるのは予想できる。
そして予想どおり。
ポツンポツンとしか現れない子供たち。
用意したキャンディは、半分ほどが残った。
そうか・・・
パレードのある我が家の通りは、パレードでキャンディ配るだけで、トリック・オア・トリートは無しでいいんだ。
で、メインのパレード時間を逃した今年は、失敗。
9時過ぎに息子を迎えに。
ウチの周りはすでに閑散と静かな夜となっているのに、A君宅周辺は、まだ仮装の子供たちの群れがあちこちを行き来している。場所に寄ってこうも違うのね。
1日中、金属製の鎧をコスチュームとして着て過ごし、トリック・オア・トリートはそのうえにサックス演奏までした息子。
「肩が・・・こった・・・」
あたりまえっちゃ、あたりまえ。
今年のハロウィン教訓。
パレードは逃すな。
重い仮装コスチュームはやめとけ。
まあ、息子は楽しんだようだし、それで良しとしよう。

(息子のトリック・オア・トリート戦利品)
♪アメ玉持ってないかな