栞(ロイクロフト・皮) | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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本日のガラクタ・コレクションは、ロイ・クロフト工房の皮のしおり


普段そう行かないエリアで、息子と友人をランチに連れて行くことになっていたので、下調べしてティーン男子にもウケそうなハンバーガー屋を選んだ。

レビューには「いつも列が出来ている」とコメントされていたとおり、到着するとやはり遠くからでも列が出来ているのが見える。
1時間程ランチに取れる時間があったので並んで待つことにした。


普段はあまり外食グルメではない。
美味しいと評判のものを求めて、遠くまでわざわざ出かける事などほとんどしない。
その根底にあるのが、昔読んだコラム。
「Never travel for foods」

「街で一番美味しいピザ」を食べに車を走らせること1時間。その結果は・・・というような話。
なんてことはないような話ではあるのかもしれないが、このタイトルが、いまだに頭に残っており、まるでありがたい格言ででもあるかのように、事あるごとに思い出す。

この「Never Travel For Food」という3ページ程度のコラムは、ボブ・グリーンの、プレイボーイ誌などに掲載されたコラムを集めた「チーズバーガー」というペーパーバックに載せられていたものだった。

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ボブ・グリーンの著作は、日本に住んでいた頃、洋書店で「Be True to Your School」のペーパーバックを見かけ、60年代、アメグラっぱい表紙の写真に惹かれて買ったのが出会いだった。
「60年代っぽい表紙写真」は当然というか、この本は1964年、ボブが高校生だった時の日記。
レモンという女の子に恋をし、ポケットに本物のレモンをいつも持ち歩いていた・・などと、アメリカングラフィティな世界を想像しながらこの本を読んで気に入ったので、コラム集の「チーズバーガー」を2冊目に買った。

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そしてその「チーズバーガー」の中のコラムの一つが「食べ物のためにでかけるな」という「Never travel for food」。
もうかなり前に購入し読んだものであるのに、今でも思い出すくらい、当時、ボブのコラムには惹き込まれた。
古きよきアメリカ、とでも言えば良いだろうか?

私が、コラムニストになりたいと思っていた時期(というものが明確にあるわけでもないが)、こういうものが書きたいと思っていた「師」は、植草甚一氏とボブ・グリーンだった。
私の中では、この2人の文体と、かもし出す世界は似ている。

植草JJ氏の著書は、残念ながら処分してしまって手元に無いのが残念だ。

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(このシリーズ。毎月1冊づつ買い足して、私にとってのバイブルのように何度も読んでいたのに処分してしまったのが悔やまれる)

まだ今でも書棚にあるボブ・グリーン。
もうかなり昔に読んで忘れてしまっているだろうから、もう一度読んでみようかな。

・・・と「チーズバーガー」をパラパラしていたら、掲載されているコラムに「The Magging of Howdy Doody」というタイトルが目に付いた。

あ、そうだった。
ハンバーガー屋に並んでまで入った話を書いていたんだっけ。
と思い出したのは、その店、Howdy Doodyならぬ、Hopdoddyという名なのでござんした。


BGM「ラストショー」浜田省吾
♪ハンバーガースタンドで 俺たち待ち合わせて