
本日のガラクタは、ガチャガチャで出てきた、ピンクのトランペット。
息子の学校のバンド・コンサート。
1年を締めくくるコンサートは、コンテストなどの行事が終わったあとに準備にはいった、肩の力の入らない選曲。
4つ編成されているバンドは、それぞれ映画音楽で締めくくる。

そして1年の最後の最後のグランド・フィナーレ。
これは毎年恒例。
最後に演奏した第1バンドがそのままステージ上に残り、そこに第2~第4バンドのメンバーである12年生が加わり、さらに卒業生や父母など有志も参加。
そして残りの第2~第4バンドの9~11年生が後半、客席をぐるりと取り囲んで、会場一体となって「星条旗よ永遠なれ」が演奏されるという演出。
卒業して行く12年生にとっては、高校最後のステージ。
そして客席を取り囲む後輩たちの行進は、来年度の幕開けとなるマーチングシーズンの到来へと繋がる。
まるで「後は僕たちが引き継いでいきます」という、新旧交代儀式でもあるようだ。
ステージ上にいる息子。
息子のチェア位置は、右隣が1つ上の11年生、左隣が卒業して行く12年生が座っている。
最後の演奏を前に、12年生が後輩である息子たちにつぶやく。
「来年は卒業生としてこのステージに戻ってくるから、バンドの様子報告しろよ」
しみじみな気分のところに、昨年度卒業した先輩が演奏に加わってくる。
息子に「オール・ステート入り、おめでとう。サックスで入ったの、この学校からは初めての快挙じゃね?」と祝福してくれる。
・・・という話に、私はちょっとウルウルきてしまう。
その卒業生の先輩、昨年在校時には息子に甘い言葉などかけた事は無いはず。
卒業して行くときにも、「ちゃんと家で練習して、自信を持って演奏できる状態で登校してこい」と叱咤激励の「お言葉」を残していった。
古巣の高校を訪問してきた厳しかった先輩からの祝福。
青春ドラマの1シーンみたいじゃない?
早いもので、こうして息子の高校生活も、前半2年が過ぎていこうとしている。
あと2年、あっという間なんだろうな~。
違う意味で、ここでもウルウル。