
本日の愛しきガラクタ・コレクションは、ジャガーのギター・ピック。
これ、私が高校生の時に愛用していたもの。もはや「ビンテージ」??
オースティンのコンサート会場の一つ、One World Theater。

サンタフェ・カラーのこの建物、エコ建設で、麦わらを使って作られている。

建物の枠組みに、麦わらのブロックを詰め込んでいく建築方法で、壁の厚みが特徴。

(壁が厚いので、窓ガラスがめりこんだ様に見える)

詰め込んだ藁が、防熱効果も果たし、暑いテキサスでも冷房を使わずとも涼しく過ごせる利点もある。

素朴なナチュラルな色合いのアドビ建築。
ダウンタウンから離れた郊外に建つ、ユニークな劇場だ。
さて、今日はこのシアターでの、Jitterbug Vipersのコンサートに出かけた。

(プロのコンサートなので、開演前のステージ写真のみ)
シャープなキレの良いドラムと、はじけたベースと、テクニシャンなギターのスリーピースに、心地よい滑らかなボーカル。
心地よくて楽しいステージ。
コンサート開始前には、ギタリストとベーシストの「結婚披露」まで行われ(ギタリスト15回目の結婚なんですと!)、更に演奏中にベーシストが「ブーツの靴底でリズムを取るとうるさすぎるわ」とブーツと靴下まで脱いで裸足になったり、アットホームな楽しさが会場を包む。
出かける前は、ホーンセクションがないのでサックスな息子には物足りないかも?とも思ったが、「ギターがすごい。メロディの入れ方なんかもなるほど~と勉強になるけれど、有名な曲のフレーズがちらっとあちこちで引用されていたりして、すごい面白い。」と私とはまた違った面白さを感じながら楽しんだようで、ライブ中も後も、顔がずっとニッコリしたまま。
そう。
なんだかずっと顔が微笑んでしまうような、ゆったり楽しい気分が後までジワジワ残る、「ああ、出かけて良かった」なコンサートだった。
BGM:ジッターバグ・バイパーズ