ペニープレス(ムーディーガーデン) | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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本日のジャンクは、ペニープレス、ムーディー・ガーデンのもの。
昔、ラクロスの先輩に当たる子がいる家族のガレージセールで、ラクロスロッカーを買ったら、その隅に混入していて、我が家に来てしまったもの。

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(「先輩」がラクロス等のステッカーを貼り付けた、ラクロスロッカー)


今日は毎年恒例の町内一斉ガレージセールの日。
一括して告知を出してもらえるので、あとは参加する家庭が各自、不用品、処分品を庭に並べて売り出す。

このアメリカのガレージセール、米国に引っ越してきた当初は、ある意味カルチャーショックだった。
日本のフリマのように会場を設けないでも、各家庭の庭で不用品を売るのは、土地の広いアメリカでは頷けることではあるが、驚いたのは、そこに出されるモノと、そのモノたちの状態。

とにかく何でもアリに並べられる品々。
それが整然としていない。
まるでさっきまで着ていましたというような状態の衣料がプラ箱に無造作に突っ込まれていたりして、それを掘り返すと下着まで混じっていたり・・・
使わないからガレージに保管していたのであろう品が、埃とクモの巣まみれのまま並べられていたり・・・
CDを買おうかと見てみたら、中身のディスクがない空ケースだったり違うディスクが入っていたり・・・
とにかく豪快。
品出しの前に点検したり、掃除したりしない人々が少なくないのだと、驚いた。

驚きながら眺める、家庭から出てくる「不要品」を眺めると、アメリカの文化・・・とうのは大げさながら、アメリカの生活の一遍がかいまみれるような気がした。

そんな引っ越してきた当初から、10年以上。

さすがに当初の珍しさも感じなくなり、最近はガレージセールにもほとんど出かけなくなった。
その理由の一つが、メディアの変化。

昔は週末の新聞に載る小さな記事がガレージセール告知の主流だった。
地域ごとにまとめられた告知で、近場であるなら寄ってみたりしていた。
それが現在ではクレイグスリストに告知の場が移行している。
オンラインで見られるクレイグズリストは、それはそれで便利。
だけれど、ここの告知は地域ごとに分かれている訳ではなく、多くの告知が書き込みされていく中で「近くであれば・・」を探すのが一作業になり、面倒になった。


さて、話は町内一斉ガレージセールに戻る。

ここ数年、我が家はガレージセールに参加していなかった。
毎回何かしらの他の予定と重なってしまっていたからだ。
今年も、今日の当日こそ予定が重なってはいないものの、その前に品物を用意する準備期間が取れなかったので、パス。

セール時に予定が無かったので、ではぐるっと見てこよう・・・と出かけてみた。
そして感じたのが、時代の流れ。

まず、店出ししている家庭が少ない。
出しているところも、品数がそう多くもない。
この変化の理由で思いつくのが、やっぱりクレイグズリスト。
捨て値以上の価値のものは、クレイグズリストの「売ります買います」コーナーに載せたほうが効果的。
そして「売ります買います」に載せるほどでもないものは慈善団体に寄付。
それで不用品の処分はできてしまう。
ガレージセールで時間を費やすよりスマート。

あとは近所の世代の変化なのかも。
かつては息子と同世代の子供を持つ親が、要らなくなった子供関連のものを処分に店出ししていたのだけれど、今年はそういう同年代家庭の店出しゼロ。
すでに子供時代の不用品を一掃して一段落ということなのかも。

そんな事を思いながらも、やはり、もしかしたら私と同じ気持ちな人も少なくないのではないかと思ってしまう。

ガレージセール、「お客」との値切り掛け合いも楽しいものなのかもしれないが、安くモノを仕入れてそれをまた売る再販業者たちのアプローチがあまり楽しいものではない。
誰かが使ってくれると良いな~という思いで品出ししても、強引な買い叩きで迫ってくる再販業者の金儲けのネタになるのか~と思うと、ちょっと淋しい。

週末の朝、不要品を並べ、のんびり売買や会話を楽しむ・・・
そんな光景ではなくなったように、個人的には感じてしまう今日のガレージセール。

ガレージセールというカルチャーに見る変化。
時代は常に変わるのは当然だが、何がどう影響を及ぼして少しづつ形を変えていくのか、その辺りが興味深い。


BGM「売物ブギ」DTBWB
♪こうなりゃ食うため何でも売っちゃえ