レイクトラビス(背番号55番) | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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「本日のピニー」55枚目は、背番号55番のレイクトラビス・ジャージ。


車を車検に出し、いくつかの修理箇所のパーツが必要だったので週末一旦車を戻し、パーツが入荷した今日、また車を修理に出しに出かけた。

自分が乗ってきた車を預け、一緒に来てもらった夫の車の助手席に乗り、帰路につく。
左折するために車線変更をし待っていたら、ドーンという音が。
見ると、20mほど前の右車線を走っていた白い車に、交差点の赤信号を突っ切って走ってきた黒い車にぶつけられ180度回転して止まるのが目に入った。

運転していた夫が、急いで左折車線から右車線に切り替え、路肩に車を止め助けに走っていった。
車内に残った私からは、黒い車は見えないが、何人もの人が駆け寄っている。
白い車に駆け寄った夫は、手を貸して女性の降車を促している。

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女性は自力で歩いて出てきたし、無事が確認できたら夫も戻ってくるだろうからと、私は車内で待機。

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(車内から撮ったもの)

がしかし、救急車、消防車、パトカーが到着しても、夫は一向に戻って来ない。
私が出来ることなどないとは思いつつ、夫のもとへ行って見た。
夫は、白い車の女性の背中をなで、気分を落ち着かせてあげていた。
見ると、その女性の手は、まだ震えが止まらないでいる。

夫と一緒に女性にそばで、消防車が車から流れたオイルを処理したり、壊れてちらばった破片を履き集めていたりするのを、眺めるちもなく眺める。

信号を無視した黒い車は、ピカピカの(新車だったのかも)ベンツ。
運転席から、自力で出られないドライバーが救急隊員の助けで引き出され、担架に乗せられる。
助手席にいた人は既に担架に乗せられて救急車内だったのが一旦出されて、ドライバーが替わりに救急車に乗せられる。
助手席の人は腕を動かして救急隊員と会話しているので、ドライバーの方が急を要する状態なのだろう。
その若い男性2人黒いベンツから離れたところには、ゴルフバッグが2つ並べられている。

白い車の女性は、家族に迎えを頼んだというので、到着までそばで待つことにした。
彼女は事故の被害者で、乗っていた車はグシャグシャだし、事故のショックで振えと涙が止まらないのに、警官も誰も、彼女に何もしないのだ。
警官、止めてあるパトカーの中で座って待っていて下さいくらいの融通もないのか。

そうして女性の家族の到着を待つ間に、加害側のベンツの家族らしき女性が現れた。
彼女は少し警官と話したあと、2つ並べられていたゴルフバッグを担いで帰っていった。
被害者である女性のもとには声もかけに来ない。

ほどなく別の男性が現れ、黒いベンツを「あれは俺の車だ」と叫び、グシャグシャになった車の中からカバンを取り出してそれを持って帰っていった。
加害車の持ち主も、被害者には声もかけない。

なんだか、こんなドライなもんなのかねえ。

グシャグシャになった2台の車がレッカー移送されていくのも見届け、現場が片付いた頃、ようやく女性の家族が迎えに到着。
裕福な家庭らしき加害者側が、さっさとゴルフバッグやらを引き取って消えていったのなどと比べても、巻き込まれたのにポツンと待つしかなかった女性が不憫に思えた。

もし、私と夫が、寄り道しようと思い立ち左折せず直進を選んで、数秒早く走っていたら、被害にあったのはウチの車だったかも知れないのだ。

気をつけていても避けられない事故もある。
でもやっぱり、気をつけるしかできない。

若者たち、春休みで浮かれるのは悪くないけれど、安全にはちゃんと気をつけてくださいよ~。

(夜、女性のご主人からお礼の電話が入った。病院で診察を受けて問題はなかったそうだが、明日は仕事を休むそうだ。)


BGM「Just a 16」ARB