
アメリカ国内線のフライトで、予定通りに目的地に到着した確立は決して低くは無い。
ただ、そうでは無い事も多々経験している。
今日、バーモントからオースティンへ戻るのに、どうしても午後5時半までにはオースティン空港に到着していないといけない用があった。
予約したフライトは、朝6時バーモント発、昼の12時半オースティン着。
時間的には楽勝だし、バーモントとオースティンの天気予報もチェックした。
朝5時半、搭乗時刻を過ぎても、ゲート周りでは動きが無い。
どうしたことかと思ったら、ニューヨークJFKが濃霧で閉鎖だと言う。
そうだった。フライト、JFK乗り換えだったのだ。
そのJFK、管理塔によって通常なら濃霧でも運行できるようになっているらしいのだが、先日の大型ハリケーン「サンディ」の影響でその塔が機能できないという。
つまり、霧が晴れるのを待つしかない状態。
30分、10分といった間隔でアナウンスされる状況も変化なしが続き、心配になってくる。
JFKでの乗り換え、ほとんど待ち時間が無い。という事は最初のフライトが遅れると乗り継ぎ出来なくなる。乗れなかった場合、続くフライトが満席だとそれにも乗れない事もあるわけで・・・。
ここで決断の時。
もともとJFKに用はないのだから、別ルートに替えてもらっても良いのだ。ただ、替えたとたんに「JFK便OKでました」となったら悔しい。
悩みながら、とりあえず、変更可能かを尋ねるためにカウンターの列に並んだ。
まだ列に並んでいる時、「**ご一行様」と我が家の名前がアナウンスされた。
こちらが尋ねるより前に、すでに航空会社がフライト変更をしていた。
受け取った変更後の便は、今すぐバーモントを出るというオーランド(フロリダ)行き。オーランドで待つこと4時間でオースティンへ飛び、オースティン着は午後4時半。
もう遅延の余裕はないが、オーランドなら問題は無いだろう。
というか、無いことを祈るしかない。
そうして予定より遅れて、ようやくバーモントを後にした。
オーランドでの待ち時間に、乗るはずだったJFK便がどうなったか気になり、見てみた。
JFK便は3時間半遅れで飛び、その後に乗るはずだったオースティン便もやっぱり遅れて到着予定予測は3時半。

あ、そっちのほうが1時間早かった?
でもリスクを背負って待つわけにもいかなかったしねえ~。
悔しいような、仕方ないような。

そんなこんなで、なんとか4時半にオースティン空港に到着。
預けた荷物が出てくるカルーセル(コンベアベルトで荷物が周ってでてくるヤツね)にたどり着くと、グルグル周っているのは、もともと乗るはずだったJFK経由便から出てくるスーツケースたち。
その次に出てくる事になっているのが、私が実際に乗ったオーランド経由便のもの。
つまり、JFKからの便が、私がオーランドでチェックした時点での予測より更に遅れて、結局JFK経由でもオーランド経由でもほぼ同時にオースティンに着いたという事。
どちらをとっても同じだった。
どうでもいいけど悔しさが起こらずに済んだわ。
とりあえずは、欠席できない用事には間に合う時間に帰れたから良いけれど、本当、フライトの予定は、遅延やキャンセルはあたりまえくらいに見積もっておかないと心臓に悪い。
やれやれ・・・
と帰り着いたオースティン、寒いっ。
バーモントから「気温40度(華氏)の北東の気候を楽しんでま~す!」などとオーステインの人にメールしたのが意味をなさない。
オースティンも40度じゃん!
本日のピンズは、突然予定変更で乗り換え地となったフロリダの州都タラハシーの州議事堂ピン。
BGM「モリソンは朝、空港で」by佐野元春
♪11月のエアポート