
土曜の朝。
湖畔に用があって出かけた。
ウォーターフロントにたどり着くのに、通り過ぎるエリアは、ゴルフコースに隣接している。
義父母が以前、老後をオースティンと実家を行き来して過ごそうかと考えていた時、このあたりの物件を物色した。
ゴルフコースあり、テニスコートあり、ウォーターフロントも近い・・・
一つの理想的な定年後生活の場ではないかと思う。
(義父母は結局、友人たちがいるフロリダを選択し、オースティンの家構想はなくなった。)
土曜の朝、ゴルフコースは多くの人が集まってにぎわっている。
自分はゴルフをしないので、こういう景色を予想していなく、少し驚いた。
やっぱりみなさん、週末の朝は楽しくゴルフなコミュニティーなんだなあと。
楽しそうで良いではないか。
湖畔を離れたあと、今度は別のエリアのショッピングモールを通りかかった。
まだ開店前だろうなと思いつつパーキングに入ってみると、チラチラと入っていく人々がいる。
週末、たまにセールで早く開店するデパートもあったりするので、どこか開店しているのかと入ってみた。
思ったとおり、モール内の店はどこもシャッターが降りてまだ開店前。
で、驚いたことに、開店前のモール内を歩いている人々が少なからずいる。
なぜこの人たちは開店していないモールを歩き回っているのだろう?
自分も歩いていることは棚に上げ、ちょっと不思議だった。
そうすると行き会ったのが、何かのイベント。
まだ寝ぼけたような薄暗い開店前のモールの一角で、きちっとスーツを着た男性が「顧客様」にサービスしたりしている。
何のイベントかはわからないけれど、静かなモールの一角で、そこだけが秘密の集いのような不思議な感じだった。

このモールの駐車場では、土曜の朝にファーマーズ・マーケットが開催されている。
買い物袋を手に、野菜の物色に寄った。
周りも、同様に買い物袋を手にした人々が慣れた足取りで採りたて野菜目指してやって来る。
スーパーとは違って、野菜たちが特別の存在のように思えたりする。
土曜の朝、湖畔でゴルフを楽しむ人々。
ショッピングモールの片隅でイベントにやってきた人々。
まだ眠ったモール内を歩き回る人々。
ファーマーが並べる野菜を買いにやって来る人々。
そして私が目にしていない、多くの土曜の朝の風景。
今日も、人々の生活がこうして動き出していく。
本日のピンズは、ゴルフのUSオープンのピン。
これは、サンフランシスコからカーメル、モンタレーを廻るバスツアーに参加したとき、バスが停車するぺブルビーチ(USオープンの開催場所)の売店で購入したもの。
そうそう、ゴルフは次のオリンピックでは正式に種目の一つになるんですね。
という事は、今回のロンドンではまだ、なのね。
BGM「バッド・モーニング」エコーズ
♪日曜もゴルフで一人きりさ