
大晦日、夫がERに駆け込んだ。
ご近所の方に趣味の機器の説明をしていたら、急に言葉が出てこなくなり、右手がしびれ、異様な感覚になったという。
近くに新しくできたERが空いていて、血液検査、CATスキャン、EKG検査がスムーズに受けられ、症状もほんの一時だったので一応ほっとしながらも結果待ち3時間。
クリスマスから新年のホリデー・シーズンは、X線専門の施設が特別体制をとっていて、ホリデー休暇で手薄になっているらしき病院は、CATスキャン等の検査結果をこの専門施設に送付し診断を要請、施設でスタンバイしている専門医たちが写真を見て診断し、結果を病院に送り返してくるという体制になっているという。
専門医がスタンバっている場は「ボックス」と呼ばれるのだそうだ。
その「ボックス」から戻ってきた結果は、どこも異常なし。
症状から脳溢血が疑われたが、脳内に出血や詰まりが起こった跡も見られず。
じゃあ帰宅かと思いきや、原因を調べるために、駆け込んだER施設から本院へ移動し更に検査するという事に。
しかも移動は、「途中で何かあってもすぐ対処できるように」と救急車が手配された。

病院に着くのが夜7時ごろ。
検査して結果を待って・・・もしかしたら夜中に帰宅になるかも。
と思っていたのが、結局病院に着いて、検査は明日の朝という事になった。
つまり、検査のために移動と言うより、検査入院という形。
そして、元旦の朝8時からMRIを受けるという新年の始まり。
MRI診断中「退屈だから処理画面が見たいなあ」と言ってみたら、「それならCDに焼いて差し上げますよ」と脳写真CDをささっとコピーして貰えたのだそう。
簡単にコピー貰えるんだ~。(まあ、その分後でCD代上乗せで請求来るのかもしれないけど。)
朝のMRIの結果が出たのが午後4時ごろ。
異常なしでようやく帰宅できることに。しかし、「入院」という形になっているので、担当医が退院許可の書類にサインしないと開放されない。
忙しい医師のサイン待ちで更に1時間が過ぎていく。
(もしかしたら、発症後24時間の経過を見るためにわざとかも?)
そして元旦夜、ようやく帰宅。
そんなこんなで、大晦日から元旦、プチ入院となった夫。
検査結果はどれも異常がなく、一過性脳虚血発作と診断された。
今回は大事にはならなかったものの、脳溢血の予防に注意していかなくてはいけない。
特に食生活の改善と体重減少が課題。
退院後訪問したかかりつけの医師から処方されたのは、薬ではなく「肉、乳製品を取らず、野菜中心でいかにたんぱく質などを摂って行くか」というような映画。
今まで肉なしでの献立でも「肉が使えたら、あれもこれも作れるのになあ~」と思ってきたのが、更にチーズ、牛乳、卵、ヨーグルト、バター等(これらも既に低脂肪や液体卵を使ってきていたのだけれど・・・)も避けることになる。
ちょっと途方にくれてしまう。
脳にやさしい食卓、これからずっと続くわけだし、自分を奮い立たせ続けるためにもこのブログをそういう内容にちょっと変えていこうかなあ・・・。
本日のピンズは、病院な出だしだった今年、健康祈願しつつ、東京ディズニーランドのミニーマウスだるまピン。
既に載せたミッキーマウスとペアセットで購入したもの。

BGM「チャイニーズスープ」by松任谷由実
♪あなたのためにチャイニーズ・スープ