全米音楽連盟(ピアノ) Pin | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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先週末、リージョン・バンドのオーディションで目指していた目標に届かずガッカリしていた息子。
あまりの意気消沈振りに、何とか励ませないかと思っていて思い出した。

8月中旬、バンドのサマー・キャンプで指導に来られていた中学時代のバンドの先生が、息子とA君に「あなたたちソロ演奏で賞をとったわよ」と告げたという。
なんでも、昨年度の息子たちのバンド演奏録音を、あちこちのコンテストに送付したのだそうだ。
その演奏が認められると、昨年息子たちがシカゴのコンファレンスに招待され演奏したように、来年度の招待の声がかかるのを狙ってのこと。
そうやって送った先から、A君と息子が優秀ソロ賞に選ばれたのだという。
「こんど賞状持って来るね。」
中学の先生にそういわれたまま、賞状は忘れられていた。

その賞状を見れば、少しは気分が良くなるかも。
早速、先生に「息子が取ったらしき賞状、まだお手元にありますでしょうか?」とメールしてみた。
「お送りしますので住所を・・」

この時点で何か小さな「?」が心に浮かぶ。
なぜ、取りに来れるか聞かれなかったのだろう?なんとなく顔を合わせたくないようなニュアンス?

送ってもらうほどでもないので、「中学の事務室に渡しておいて貰えれば、取りに伺います。」と返事した。

事務室で封筒に入ったものを受け取り、家に帰って開けてみると・・・

あれっ?

コンファレンス招待演奏を狙って録音を送った先という話だから、それなりのコンテストで賞を貰ったと思ったのに・・・
受け取った賞状は、まるで小学校の先生が「クラスで頑張ったで賞」として子供に送るような、簡単にプリントしたような代物。
しかも、8月中旬に告知されていたというのに、賞状の日付はなぜかその後の9月15日。
コンテスト名なども一切記載がない。

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これって・・・

もしかしたら、息子の勘違い?

ソロ賞を取ったという告知は、実はA君に対するもので、隣に一緒にいた息子には向けられていなかったのではないか?
つまり息子は賞など取っていなくて、これは、先生が苦肉の策で、勝手に作ってくれた賞状?

もしくは、賞は取ったけれど「渡すね」と言ったあとで賞状など贈られて来ないことに気がついて、言ってしまった手前、先生が自分で作った?
もしくはもう3ヶ月以上も経っていて、賞状をどこに置いたか見当たらないので、代わりのものを先生が作った?

とにかく、どう見てもそれなりのいコンテストの賞状には見えない。
息子に見せても、私が勝手に作ったと思われて、喜ばれないのは目に見える。
私だって、最初目に入った瞬間、正直ガッカリな絶句状態に落ちたもの。

結局、多分、受賞は息子の勘違いで、先生は気を使って自作してくださったのだろうという線が一番理解できるなと、自分なりに結論づけた。
だとしたら、ありもしない賞状を要求したりして恥ずかしい~。
そう思ってメールした。
「受け取りました。どうやら賞を取ったというのは息子の勘違いだったようで、お時間を取らせて賞状を作っていただいてありがとうございました。」
もし、本当に受賞していたらなら「いえ、あれでも本当に**コンテストのものですよ」と返事があるかもしれない。返事がなければ「そういう事で」という事だろう。

返事は無かった。
手にした「賞状」は、息子に見せないことに決めた。
「今日貰ってくるね~」などと予告していなくて良かった~。

そう結論付けたあと、夜になって、ふと、「もし本当に受賞していたとしたら、コンテストのホームページに載っていたりするのかも」という思いが頭に浮かび、「息子の名前」と「サックス」というキーワードで検索をかけてみた。

あっ!

音楽教育連盟のサイトに、2011年優秀ソロ演奏賞受賞者リストが掲載されている中に、A君と息子の名前が!
しかも「本年度の受賞者が発表されました」という記事は9月16日付け。
賞状の日付が9月15日なのも納得がいく。

という事は、あのチャチな(失礼、でもどう見てもシンプルすぎ)賞状は本物で、先生の捏造でもなんでもなかったんだ。

しまった!
「受賞は勘違いだったのね。賞状を作り上げてくれてありがとう」な私のメール、先生には「?」なメールになってしまっていたに違いない。

勘違いしたと勘違い。
先生に送ったメール、取り消すことが出来るなら取り消したい。
ああ、恥ずかしい・・・


本日のピンズは、全米音楽連盟の1960年ピアノ・コンテストのピン。


BGM「あたいの夏休み」by中島みゆき
♪賞状を貰うほど偉いこともなく