
息子、リージョン・バンドのオーディション日。
地区の高校のバンド生徒が集まって、地区オールスターバンドの椅子を目指して競う。
更に、トップの生徒は、次の全テキサス州オールスターバンドへの挑戦権を得られる。
息子は、先週行われた学内オーディションの結果から見て、ちょうどリージョンに入れるか入れないかのボーダーラインあたりに位置しているのではないかと、予想。
息子はリージョン入りに自信があったよう。
結果が気になって仕方ない時間が過ぎ、ようやくかかってきた電話をとって最初の一言を聞いた瞬間「あ、残念だったんだ」とわかった。
その一言、「迎えに来て」
結果は、
アルト・サックス12位(1~2位が州オーディション進出、1~4位がリージョン第1バンド、5~10位がリージョン第2バンド、11~15位がディストリクト・バンド、それ以下は落選)
バリ・サックス5位(1~2位が州オーディション進出、1位がリージョン第1バンド、2~3位がリージョン第2バンド、4~5位がディストリクト・バンド、以下落選)
ディストリクト・バンド入りしたのは、9年生としては喜べる結果ではあるけれど、目標がリージョンだったので、息子はものすごくガッカリ。
というのも、リージョン入りすると、特別のクリニックとコンサートに参加できるのがプレミア。
ディストリクト・バンドはメンバーが選出されるだけで何の活動プレミアはないのだ。
リージョン入りに自信があった息子はかなり動揺。
迎えに言って目に入った息子、泣きたいのを必死にこらえている表情。
人生、いつも勝てるわけじゃない。
自分が思った結果と、審判が出した結果が同じとも限らない。
自分も散々こんな場面は通り過ぎてきたはずだけれど、自分の子供の辛さというのを思うと、自分自身のこと同様に心が痛い。
ビターな気分。
おりしも、オースティンはどんよりした雨続きの週末。
息子と私の気分を映すかのような空の下、悔しさをタイヤの下で跳ね飛ばしながら、静かに家に向かった。
ドンマイ!
高校1年目はディストリクト入りできたし、まだあと3年、チャンスはあるのだから。
本日のピンズは音楽物で、National Federation of Music Club のピン。

BGM「ドンマイドンマイ」byバービーボーイズ
♪ドンマイ ドンマイ