
珍しく土曜の朝に用事がなかったので、ガレージセールを覗きに出かけた。
出かけたのは、日本で言うと町内に当たるような、地域一体でいっせいに行っているガレージセール。
地域内でセールを開いている家の地図を貰って、地図を元に巡っていく。
この一体は、1970年代に開発された地域で、アンティークやビンテージとはいかなくとも、何かしら古き良きジャンクが見つかるかもと期待。
何件か周ってはみたものの、あまり大規模なセールをしているところもなく、思ったようなレトロな品には出会わない。
結局、「英国旅行記念のピンバッジ」9個セット(いずれ1個づつここに載せるでしょう)と、

マイルス・デイビスのCD1枚だけをゲット。

息子がジャズに熱中していて、昨日も、私がアナログで持っていたジャズ・アルバムはどんなものがあるか話していたところ。
その中で、どれが一番好きか・・・その質問に、何枚かのアルバムが頭に浮かんだ。
「チェット・ベイカー・シングズ」「カーティス・フラー・ブルースエット」・・・
でも、多分一番多くターンテーブルに乗ったのはこれだな、というのが「マイルス・デイビス・ラウンド・アバウト・ミッドナイト」。
そんな話をしていた矢先、マイルスのCDが1枚25セントだったので、買って帰った。
帰宅後、CDを聴いていると、息子が「この曲!昨日から頭の中でリフレインしていて、なんという曲だろうと思っていたところ!偶然だなあ~」と。
で、そこからコルトレーン、スタン・ゲッツ、ポール・デスモンド・・・と、ジャズ・サクソフォンの話が止まらない息子。
息子と、マイルス・ディビスの話題から話に鼻が咲き・・・などという日が来るとは、つい最近までまったく予想もしていなかった。
ガレージセールでの25セントのマイルス。
ノスタルジックなアルバム・カバー写真を見ながら、なんだか不思議な気分の、土曜の朝。
本日のピンズは、フィリップス社のCD発売記念ピン。
家庭用CDが始めて発売された頃のもの。