08 オースティン・マラソン Pin | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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今年8月から高校に通う息子の、授業選択のための、バンド・ミーティング。
現在バンドのクラスを取っている生徒達とその親を対象としたもので、生徒達は到着後リハに入り、親たちはバンド・ディレクターから高校のバンド・クラスの説明を受ける。

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(説明会後、息子達と高校生バンドとの競演ミニ発表会↑もあり。)

「バンドの授業がどうなるかの説明会ですので、ぜひバンド授業を取ってね!というリクルートではないですから。」と言いつつ、バンド・プログラムがいかにすぐれているか、生徒が楽しんでいるか、スポーツや他の専攻と平行して可能かなどが「宣伝」される。

バンドは継続して選択することには決めている息子。
それは決まっているのだけれど、はっきりしない点があった。

息子はジャズのプログラムを希望している。
ジャズ・クラスに入るには選別があるので、入れるかどうかも疑問だが、もっと疑問だったのが、ジャズだけを選択できるか、だった。
授業選択パンフを2週間ほど前に手にして気が付いたのは、ジャズを選択するには「バンドかオーケストラか合唱に属している事」が条件となっていたのだ。
・・・と言うことは、バンドクラスを取り更にジャズクラスを取るということで、1日7時間のうち2時間分を使わなきゃいけないということなのか?

答えは、YES。
ジャズを取りたい生徒は、通常の「バンド・クラス」と「ジャズ・アンサンブル」の、2時間分を使わなくてはいけない。(後期は更に「ジャズ・バンド」が放課後の一枠で活動する。)

とすると、頭が痛いのは、それでなくても授業枠数より取りたいクラスの数が多いのに、バンド系で2時間分毎年取ってしまうと、必須単位分すら足りなくなる。
その分、サマースクールや通信授業で補うことは可能だけれど、ものすごく忙しくなる事になってしまう。
更に、陸上はおろか、ラクロスも試合とコンサートなどが重なるので平行して活動していくのは無理。
放課後や夏休みの時間も含めて、スケジューリングをきちんと考えないと、やっていけない。


(↑息子の高校のジャズ・アンサンブル・クラス。)

そして、もうひとつ頭が痛いのは、ジャズをとっても通常のバンドクラスを逃れられないと言うことは、必ずマーチング・バンドに参加しなくてはならないという事。
マーチング・バンドは、アメフトのシーズン中、毎週金曜の試合で演奏するので、アメフト試合には必ず参加が必須。


(ジャズを取るためには、これ↑もやらねばならない。)

その準備のため、学校が始まる前の8月から既に登校して毎日リハ。
新学期が始まったら、毎日朝練+週1放課後練+金曜の放課後夜11時くらいまでアメフト試合というスケジュールになる。
アメフトをやると、時間が取られるのでアメフトはやめておいた息子だが、結局アメフト選手と同じだけの時間をバンド参加という形で取られることになってしまう。
ジャズをとって、マーチングを避けるという思惑が、高校のバンドプログラムの仕組みを知って、思惑どおりにはいかない事を知ったのだ。

こりゃ、高校生活、描いていた予定とかなり違ってくる可能性。
息子の高校生活、息子の人生だから、本人が決める事だけれど、親としては「それでいいのか?あとで後悔しないか?」と、もしかしたらその選択が将来を変えてしまうかもと思うと、選択登録の締切日まで、あれこれ考えてしまう。
(まあ、選択希望を出したところで、ジャズ・アンサンブルはトップ25人しか入れないので、専攻落ちしてしまう可能性が大きいのだけれどね。)

アメフトや野球やバレーボール等のスポーツや、この吹奏楽といった、いわゆるクラブ活動に当たるものが、ここでは授業枠と課外時間を両方使っての「授業」になるのが、そもそも不思議な構造。
例えばサックス演奏を楽しみたい息子、「軽音楽部」で放課後活動をエンジョイ!というノリとはいかず、授業でとり課外時間の活動も参加しないと通知簿の評価に響く。
アメリカの高校生活と日本の高校生活、なんか、やっぱり違うよな~。

本日のピンズは、ギターをデザインした、08年のオースティン・マラソンの記念ピン。