
ボーイスカウトのミーティングで、メリット・バッジを年末に取得したスカウトにバッジが授与された。
今回の授与は臨時的なもので、昨年末までがタイムリミットだった復刻版バッジを対象にしたもの。
この復刻版バッジというのは、以前にも何度か書いているけれど、米国ボーイスカウトが100周年を迎えたのを記念して、昔あったが時代に即さなくなり廃止になった4種のバッジを期間限定で復活させたもの。

2010年の4~12月の間しか取得できないこの復刻版。
息子は「記念に1つ取れればいいや」と、夏休み中にカーペントリー課題に挑戦し、取得。
「一個で良い」と言っていた息子、実物を受け取ると、縁取りが金色だというのに惹かれ、「サッシュの横並び1列を復刻版で並べたい」と、更に「パスファインディング」「シグナリング」の2つを11月に終了獲得。
これで期間限定復刻版への挑戦は終了。
・・・と思っていたら、隊のA君が「トラッキングを取得したいのでキャンプに出かけた先でやりたい」と言い出し、締め切りギリギリの年末に出かけるキャンプで、急遽参加スカウト全員、この「トラッキング」を行うことになった。
「トラッキング」とは、アウトドアで動物の足跡を追跡しどこへ向かったかを調べたり、足跡からそれがどの動物が把握したり、野生動物を見つけたりするもの。
野生動物を見つけると種類に応じて点数が得られ、40点分の動物を確認したら合格などというゲームを、昔のスカウトたちは楽しんでいて、それを復刻体験する形だ。
すでに目標の3つを取得していた息子は気が進まなかったようだけれど、「ほら、皆でやるよ!」と言うことでやらざるを得なくなってしまった。

(↑これは、古代の足跡?)
冬のキャンプで、野生動物も活動していないんじゃないの?と思ったが、私が聞いた事もないテキサスの野生動物もいたりして、参加スカウト全員「トラッキング」のバッジ課題終了。

そして、今日のミーティングでバッジ授与となり、息子も「トラッキング」バッジを獲得した次第。

結局、復刻版4種すべてを獲得したのは、隊では息子とA君の二人だけ。
4つを目指したA君はともかく、息子は、せっかく1列並べるために3個を目指したのに思いがけず4個目を取ることに終わって、やや複雑な気分のよう。
しょうがないから、上に1個はみだして「ピラミッド型」に並べることで何とか納得。

珍しいかもね。
全部取得できたぜ!イェ~イ!ではなく、しまった!全部取得しちゃった!なスカウト。
まあ、そんな「はみ出しバッジ」も、いつか良い話のネタにでもなるでしょう。

ちなみに、この「トラッキング」バッジ、昔の本来の名称は「ストーキング」バッジ。
復刻にあたって、現在「ストーキング」の名称にするには、言葉からイメージするものが違うので変更になったのだ。
確かにね、「僕、ストーキングの課題をクリアして、ストーキング・バッジ取得した」と言われると、追い回したのは動物や動物の足跡とは違うものをイメージしてしまうよね。
本日のピンズは、動物の足跡もので、バークレー大学の「ゴールデン・ベア」の足跡のピンズ。
これはバークレー大学の生協で購入したもの。
BGM「雪が降る日に by かぐや姫」
♪足跡を追いかけて 足跡を追いかけて~