
この私のブログには息子の話の出てくる頻度が高い。
電車などの公共交通手段が発達していず、さらに子供が徒歩で移動できる範囲に課外活動の場所があるわけでもなく、さらに徒歩移動するには暑すぎる気候でもある事などなどで、子供の移動には親の送迎が必須になる。
一人でいってらっしゃ~いにならないので、必然的に息子の姿を目にすることになる。
そして息子の姿を見て、自分の育ってきた時代、日本と米国と言う違いをどうしても考えてしまう。
息子の過ごし方を通して現在の米国で育っていく事を見て、新鮮だったり、考えさせられたり・・・で、つい息子を通しての日常の出来事を書きとめておきたくなる。
さて、息子の学校が新学期を向かえて1週間が終わった。
新学年最初の1週間を「1週間終わった」とわざわざ思ってしまうのは、8年生の1週間は今までの学年に比べ、違いを感じたからだ。
昨年までは、新学期の出だしはのんびりムードで、教科書の配布、昨年度の復習的な課題や導入的課題で始まったはず。
今年はというと、初日から数学、英語、外国語、理科の宿題が出て、そして5日目の今日はすでに外国語の最初のテスト。

まあ、どちらかというと、過去ののんびり出だしの方に驚くべきなのかも知れないけれど。
公立校なら、高校受験はないアメリカ。
ただし、中学での授業の取り方で高校で取れる授業の内容に違いが出る。
実は小学校、中学校から小さな分かれ道ができ初めているのだ。
高校受験はないが、日々の授業や宿題に手を抜けない息子。
中間・期末テスト時にど~んと重みが出た私の中学時代。
宿題やボーナス課題がネット上にポストされていたのに加え、今年は生徒の携帯電話にテキストで通知という先生もいる。
大学では、教科書も、本ではなく電子化への試みも始まっている。
私の中学時代はアナログ時代。
当たり前だけれど、どの時代、どこで育っていくかでまったく異なってくる子供時代。
息子を見ながら、いろいろと思う日々・・・
本日のピンズは、私が今の息子の年齢の時に詣でた「十三詣り」の参加章。
京都嵐山の法輪寺でお参り。
渡月橋を歩いている記憶が一番脳裏に浮かぶのは、ここを渡るまで振り返ってはいけないというので緊張していたのだろうか。
自分の13歳、息子の13歳。
生活の断片のフィルムを重ね合わせても、完璧に重なるフレームはない。
だからこそ、重ね合わせて見るのが面白い。
BGM「翼の折れたエンジェルby中村あゆみ」
♪Thirteen ふたりは出会い