ボーイスカウト・スカウトクラス P | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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米国ボーイスカウトは今年で100周年
100年を祝って、今年中、さまざまなイベントが行われている。

その一環として、ウェスト・バージニアで開催中のジャンボリーでの式典をウェブ放送などで全国で視聴可能にし、ジャンボリーで行われるキャンドル・ライトアップを、全国各地で視聴するスカウトも加わって全米でライトアップしようではないかというイベントが行われた。

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ライトアップはともかく、わざわざ中継されるジャンポリーの式典がどんなものか気になったので、途中から見てみる。
まあ、こんなもんかな~的な式典が進行していく中で、思いがけず、すばらしいスピーチを見る事になった。

そのスピーチの主は、ディスカバリー・チャンネルの「ダーティー・ジョブ」という番組のホスト、マイク・ロウ

(マイク・ロウ。↓これは「式典に出るぞ~」の予告ビデオ。)



「ダーティー・ジョブ」でマイクは、毎回、人が嫌がるような「汚い」仕事を紹介していく。
オムツ洗濯業者やトイレのリサイクル業者をはじめ、動物を扱う仕事、高所や狭い環境での仕事、それにワインや豆腐の製造業まで、実際の仕事の現場で仕事を体験してみせる。
(ワインメーカーなど、「ダーティー」と思えないような仕事も、葡萄をつぶす機械の内部掃除などという作業が思いがけず「ダーティー」だったりする。)

そのマイク・ロウのスピーチの一部を要約すると・・・

1974年、今の自分からは想像できないだろうけれど11才の僕はシャイでスポーツマンでもなかった。
父がボーイスカウトのミーティングに連れて行った。
そこではスカウトたちが袋に詰め物をしたものを振り回し、それを飛び越えるゲームをしていた。
ゲームに入れと言われて2分後、飛び越せずに袋が直撃し転倒、鼻血が流れる。
その後、別のゲームが始まり、入れといわれゲーム開始直後にドロの中に転がる事に。
そしてミーティングが始まり、みんなの前で5分間自己紹介しろと言われる。
この日のミーティング終了後、父が尋ねた。「来週も参加するか?」
僕は「しない」と答えた。

何故だったか忘れたけれど、僕は翌週も、その翌週も参加し・・気が着いたらイーグル・スカウトにまでなっていた。
僕がボーイスカウトで学んだことは、全て、あの最初のミーティングに集約されていた。
ボーイスカウトでは、いろいろな困難に立ち向かっていかねばならない。それはロッククライミングでの恐怖心だったり、雨の中でのハイキングなどであったり、人前でのプレゼンテーションであったり・・・
困難や嫌な事をやらねばならない場面で、それを克服し、そんなことを好きにまでなるなること、それがボーイスカウトで学ぶ、大切なことだった。

それから25年たって、僕は自分の番組を持つことになった僕は、そういう事を伝えるために、人が「汚い、キツイ」と思うような仕事を紹介していく事にした。

しかし、ここで一つ困った問題がある。
ボーイスカウトの宣誓の中の一つ「ボーイスカウトはクリーンである」という項目だ。
自ら喜んで汚れている僕は、ボーイスカウトでありながら、この宣誓に反する事になる。
なので、新しい宣誓を提案する。
「ボーイスカウトはクリーンである。ただし、ダーティーになることを恐れない。」

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一部をかいつまんでも長くなったが、彼自身のボーイスカウト体験をコミカルに交えながら、スカウトでの経験がいかにすばらしかったかを語り、現在の成功に結び付けていくすばらしいスピーチだった。

マイク・ロウのスピーチだけで、見てみた甲斐はあったかな、ジャンボリー式典。

本日のピンズは、ボーイスカウトのスカウト・ランクのピン。