本日のTシャツは、GAPの宇宙ロケットイラストのTシャツ。
と言っても、今日出かけたのは、スペースシャトルのNASA ・・・では、ない。
オースティンから南に高速を走って1時間半ほどのところにある、「BOB CLARKE RAIL HERITAGE MUSEUM」。
その鉄道博物館を本部とする「サン・アントニオ模型鉄道協会 」に出かけた。
たどり着くと、「鉄道博物館」はどこよ？と思ってしまったくらい「博物館」らしさのない小さな建物。
ドアを開けると・・・
中は鉄道模型でいっぱいの作業部屋といった趣。
線路が走る周りには、細かいジオラマ で景色が作られている。
「ずっと見ていても、次々いろんなものが見つかるよ」といわれたとおり、一見緑地帯だけに見えるなかに小さなヘビがかくされていたり・・・
橋の下でキャンプする人々の横にギターケースが置かれていたり、ゴミ箱が倒れていたり・・・
それはそれは細部のディテールまで、ものすごくこっている。
岩肌の形や色づけも本物そっくりだなあ～と感心して眺めていたら、「コレの担当者は本業地理学者でね、実際に現地に出向いて写真も取ってきて、構造そのものから実在の山を再現してるんですよ。」と説明された。
良く見ると、他の場所も、ちゃんと実在の場所を再現したものだった。
これらのジオラマ等は、まだまだ作成中で、周りには作業用の道具たちがあちこちに並んでいる。
完成したものが並んでいるだけより、現在進行形で作業場的なのが見れるのは、より面白い。
建物などは、ダンボールの箱から形が切り取られ、細部が装飾されていくんだ～というのがわかったり、
ワイヤーがみえていて、上段のジオラマの下部にも線路が張り巡らされているのが見えたり。
鉄道模型協会のメンバーたちが、ワイワイ集まっては、少しづつ模型つくりを楽しんでいるんだろうなあ～。
なんだか楽しそう。
さて、今回ここを訪れた主目的は、息子が参加する事にした、ボーイスカウトのための「鉄道メリット・バッチ・クリニック」。
参加しに集まったスカウトは10人ほど。
子供たちは5つのグループに分けられる。
協会メンバーの5人が、5部門の担当に別れ、子供たちのグループは各部門をローテーションし、鉄道メリット・バッチ取得の必須内容 を学んでいく。
私も、興味があったので一緒にレクチャーを聴く。
レクチャーする協会メンバーは、実際に鉄道関係の職業をしていた方たちだったりで、「あ～そういうの、映画でよく見かける～」という場面がどういう意味なのかなど、雑学的に知れて得した気分。
３時間で全部のレクチャー終了。
スカウト隊は、受講証明のサインを貰って博物館を後にする。
・・・というか博物館を追い出された。
「今から協会メンバーの電車を走らせるイベントを行うので、部外者はさようなら～」だったのだ。
週末メンバーが電車を持ち寄って走らせる・・・やっぱり楽しい趣味の会なようだ。
今回メリットバッチ・クラスに参加した子供たちの中にも「僕絶対ここのメンバーになる」という子が複数いた（申込書を請求していた）し、クラスを手伝いに来たボーイスカウトの子も「僕は以前にこのクラスに参加し、その後協会のメンバーになりました」という子だった。
オースティンからは遠いので、我が家はメンバーなるというオプションはなしだけど、鉄道、鉄道模型という、普段は接しない世界を垣間見れて雑学が学べ、息子は鉄道メリット・バッチ取得資格を得られ、面白い時間が過ごせた。
