
サンクスギビング翌日は、恒例のブラックフライデー・セール 。
この日からクリスマス商戦が始まるので、各小売店が客を呼ぶために、早朝から開店して「ドアバスター 」と呼ばれる超破格セール品を出す。
それ目当てに毎年開店前から店の前に行列ができるのだけど、よほどの気合がなければ、数量限定の超お目玉品は手に出来ない。
というわけで、私はその戦いには参戦しない。
今年も例年のごとく、そのバトルが終わったあとにちょこっと出かける。
今年の狙いは昨年と同じ 。

息子が携帯をなくしたので、音楽を入れていたメモリーも一緒になくなったので、メモリーカードが狙い。
開店時間めざして店に行くと、20人ほどだけが並んでいた文具店。
定価60ドルの8GBを15ドルで、奪い合うこともなくGET。
ついでに隣の「ワールド・マーケット 」で先着100人に進呈の粗品「ジンジャー・ブレッド・ハウス型のオーナメント」をいただいておく。
そして、毎年コレクションになってしまった「JC.PENNY 」の恒例粗品、ミッキーのスノーボールをGETに向かう。
別にどうでもいいっちゃあ~どうでもいい粗品だけど、過去4年GETしてしまったのでなんとなく途切れさせたくなくなるのよね。

ここで既に目標は達成。
あとは、午前中のみのセールを少し、期待せずに見て歩く。
結局、気が付いたら、本日の購入品はメモリーカード以外は・・・

見事に体育会系ショッピング~。
普通の人々は、ブラック・フライデーの戦利品、こんなじゃないはず。
さて、本日のTシャツは、オールド・ネイビー の、戦うロボットのプリントTシャツ。
早朝にはこんな争奪戦が繰り広げられていたのかどうか・・・。
で、この「オールド・ネイビー」の今年のブラックフライデー戦略。
メインは「レゴ・ロックバンド 」ゲームソフト(50ドルの商品)を進呈というもの。
仕組みはこうだ。
開店前に並んでいる列に、先着順でゲームソフト引換券が配られる。
その際に、希望の種類(X-BOXかPSかWiiか・・)を選べる。
ただし、各店に用意されている数は「極めて限られている」という。
引換券を手にした人は、20ドル以上買い物をするとゲームソフトが進呈される。
と。

ネット上では情報交換が繰り広げられる。
「店に電話したら100用意されているとのこと」
「うちの近くの店舗は50で、内訳はこう」
「昨年のMP3プレーヤー進呈の時は、朝5時開店に対して朝3時に引換券が配られた」
などなど・・・
これが興味深い。
驚いたのは、小売店舗に電話すると、あっさり用意された数を詳細に聞きだせるという事。
客寄せが狙いなのだから、普通詳細は隠さないのか?
例えば、50用意している店舗での内訳で、用意されているWii用ソフトは「7個」だった。
決して「じゃあオールド・ネイビーに並んで最初に行こう」とそそられる数ではないのを、暴露していない?
不思議だわ、問われれば答える米国。