
子供の夏休みも、ほぼ中間点。
あっという間に半分過ぎた。
息子の夏休み最大のイベントと言って良い、ラクロスのカリフォルニアでのトーナメント遠征も、近づいてきた。
遠征に向けて、今までの通常練習に加えて、特別練習が設けられる。
というわけで、今日は朝から「壁打ち練習会 」のあと、遠征チームの特別練習。
場所は、オーステインの北部にある中学校のフィールドで、ウチから車で1時間程かかる。

1時間ドライブし、遠いのでいったん帰宅もできず練習2時間強に付き合い、また1時間運転して帰ってくる。
送迎で私も時間がとられてしまうのだけど、ウチなどはまだ楽だった方なようで、チームメイトの話をきくと、朝から街の南で水泳の試合があり、そこから直行で2時間ほど運転してラクロス練習に来た人や、もっと北に出かけていて3時間かけて直行してきた人や、サウス・キャロライナ州から2時間前に帰宅し直行してきた人や・・・みんな忙しそう。

練習はトーナメントに向けての最終仕上げ的に、チームとして攻守の動きをシュミレーションするもの。

・・・のはすが、どうも子供たちの動きがコーチの思うようにはいかない。
すぐにコーチの「待った」が入り、「この場面でどのポジションはどう動くのが的確か」が細かく説明されていく。

コーチ、かなりテンションが高く、動きの基本を把握していない子供たちにゲキが飛びっぱなし。
動きに不満なコーチ、大声で「ルーキーズ 」の川藤先生を彷彿とさせるスピーチまで展開。
コーチ、なかなか熱くて良いこと言っている。
「このチームは選抜テストを経てきた選ばれたチームだ。だったらフィールドに来る以上、自分がフィールドで一番の選手になる心意気で来い。
そのためには、毎日自分で壁打ちなどをして個々の技術を高めてチーム練習にのぞめ。それがチームメイトをリスペクトする事だ。
自分が影でどれだけ練習したかを語る必要はない。フィールドに来て動いてみれば、誰が影で練習してきたかは実力で証明される。
疲れた、スティックの具合がいまいち・・自分の動きが上手くいかないとそういう言い訳がでてくるけれど、それは気持ちが弱いだけだ。疲れたと思ってもまだ踏ん張れる強さを持て。用具はいまいちなら、不調な用具でもそれをカバーできるくらい自分の技を磨け。」
そんな内容のことを、叫ぶコーチ。
良いコーチだなあ~。

息子にしても、根性というかハングリー精神が足りない。
みんな集まってラクロスするのは楽しいけど、家でコツコツ練習となるとやる気が出ない。
コーチの叫び、胸に響いてくれればと思うのだけど、どうやら熱いスピーチに感動したのは息子より私だったように思えてならない。

まあ、とにかく、カリフォルニアで全米から集まったチームと対戦する遠征もカウントダウンが始まった。
大きなイベントがやってくることで、なんとなく夏休みがもう終わるような錯覚も。
で、「そういえば勉強も準備させておかないと」という焦りを感じだす、夏休み折り返し地点。

本日のTシャツは、ラクロス遠征チームの、昨年夏のユニフォームTシャツ。
「ATX」は、Austin,TX、つまり「テキサス州オースティン」のこと。
「LAXBATS」のチーム名は、ラクロスを省略形で「LAX」というのと、オースティンの観光名物でもある「BATS」、コウモリをマスコットにしたのをあわせて「LAXBATS」ね。