GR8 PL8 T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

今日もTシャツ@TEXAS-606

今年の流行語 に「アラフォー」というのがある。
最初にこの言葉を目にした時には、誰かこういう雄たけびを挙げる有名人がいるのかと思った。
実際は「AROUND 40」で、40歳前後の世代の女性の事だそうで。

アラウンド・フォーティーがアラフォー、ミスター・ドーナツがミスド、ブラッド・ピットがブラピ・・・
こういう略し方をするのは、とても日本的で、アメリカではこういった略し方はしない。
アメリカの略語 の法則は2種類。

ひとつは、「INITIAL ABBREVIATION」と呼ばれるもので、単語のイニシャルを並べる略し方。
例えば、「Federal Bureau of Investigation」が「フェデ・ビュー」にはならず「FBI」、「GENEREL MOTERS 」が「ゼネ・モー」とは呼ばれず「GM」といった例。

もうひとつは、「ACRONYM」と呼ばれる略し方で、基本はイニシャル化と同じなのだが、違いは、並べたイニシャルをそのまま「ジー・エム」と読むのでなく、イニシャルを並べたものを新語として扱う方法。
例えば、「NORTHATLANTIC TREATY ORGANIZATION」の略は「NATO 」だが「エヌ・エー・ティー・オー」とは呼ばれず「ナトー」となる形。

と、書いてもなんだか堅苦しい。
日本のどんどん出てくる略語の自由さの方が、シャレていて楽しい気がする。

アメリカの言葉の世界は、もしかしたら保守的なのかもしれない。
例えば、ラップ・ミュージシャンのような、形式にとらわれない自由そうな人たちも、歌詞が「韻を踏む(RYME )」形式にはものすごくこだわるし。

あとは、アメリカの人たちって、言葉を略す必要がないのだろうか?などと考えてしまう。
例えば、日本の「ツナ・サンド」は「ツナサラダ・サンドィッチ 」なのだけど、多分、略す必要性を感じないのだろうなあと思う。
すごいスピードで、略さずに一気にしゃべってしまえるのだ、アメリカ人。
言葉は惜しみなく発声しちゃうという感じ。ある意味、パワフル。

本日のTシャツは、話言葉の略でなく、テキスト形式で略を使い、車のライセンス・プレートで自己主張をしましょう~!という特性プレートを売る「MY PLATES」の宣伝Tシャツ。

文字数の限られたプレートで、メッセージ化するのに、書き文字の省略形 を使う方法がある。
例えば、このシャツのバック・プリントの文字は、「クリエイト」を「CRE8」、「グレート・プレート」を「GR8 PL8」と表示しているように。
この方法でメッセージ化したプレートをつけている車を、運転中に見かけたりすると楽しい。

で、このTシャツ、先月「RACE FOR THE CURE」の大会 会場で、メルアド登録した人に無料で配っていたので貰ったものなのだけど、先月そのように宣伝を展開していたのが、すでに現在は店をたたんだ もよう。
理由は、昨今の不況によるという。
アメリカの不況、どんどん目に見えて現れるようになってきている。

言葉を惜しみなく、略さずしゃべっちゃうアメリカ人たちも、しばらくお金の使い方には節約をせざるを得ない人々が少なくないかも。