ワシントン州ポテト T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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食欲の秋シリーズで、本日のTシャツは、ワシントン州のポテト協会 の販促Tシャツ。
これは、92年にシアトル・マラソンを走った際、マラソン前夜の「カーボローディング・パーティー」の出口で配られたもの。

「CARB UP & MOVE OUT」のCARBはCARBOHYDRATES、炭水化物のこと。
つまり「炭水化物をいっぱい摂って、さあ行こうぜ!」みたいなニュアンス。

炭水化物グリコーゲン として筋肉内に貯蔵されるので、マラソンのような長時間運動を続けるのには、効果的なエネルギー源。
それで、ラマソン・ランナーはよくレース前夜に、炭水化物をたくさん取る。
このシャツを貰った「カーボローディング・パーティー」は、そのような食事をランナーに用意している夕食会。
海外での「カーボローディング・ディナー」は、たいてい数種のパスタ が中心になる。
確かにパスタは炭水化物食品なのだけど、日本人の食生活をしていると、パスタをたくさん摂ってもどうも体が吸収しないような気がする。
なので、海外でカーボローディングに参加しても、可能ならそれとは別に日本食レストランのお持ち帰りおにぎりなどを用意するようにしていた。

炭水化物ダイエットなどというのもあるが、炭水化物の摂取を減らすと体重は減らせると思う。
但し、その後のリバウンドには注意が必要かも知れない。
というのを実感しているのは、今と違って記録を狙って真剣に走っていた頃、私が実施していたカーボローディングはまさに「逆ダイエット」だからなのだ。

その頃のカーボローディング。
レース7~10日前から、炭水化物をいっさい摂らない食事をする。そうして新たなグリコーゲンの貯蔵をストップする。レース4日前、バーンアウト走りこみ。ここで体内のグリコーゲンを全部燃やし尽くすイメージ。
そしてレース3日前から、炭水化物をたくさん摂る食事に切り替える。
こうすると、ただ直前に炭水化物を多く取るより、グリコーゲンの貯蔵が多くできるというのである。
つまり、いったん水をぎゅっと絞りきったスポンジが、どんどん水を吸収するようなイメージ。

で、これが有効と考えれば、ダイエットで炭水化物摂取を減らしたあと、摂取量を元に戻してしまってはリバウンドが起るという原理になる。
それを実証するかのように、マラソンレースの朝の私は体重が増えていた。

今は、どう転んでも若かった頃の自己記録とは雲泥の差の走りなので、そこまでのカーボローディングは行わない。大体が、前夜は卵丼、朝食はうどん、にするくらいのもの。
まあ、今では持ち運べるエネルギー・ジェリーなんていう便利なものがあるから、ハンガーノックがおきそうな30km手前からこれでエネルギー補給はできてしまうからね。

シアトルのあるワシントン州は、ポテトもおいしそうだが、ワラワラ という玉ねぎなども産地。なのだけど、シアトルマラソンでは食べ物のエiイド・ステーションは無かったと思う。
マラソンのエイドで、バナナやら菓子パンやらが至れりつくせりで用意されるのは日本の特徴かもしれない。海外のマラソンではコース上で食べ物は無いと思って準備した方がいい。
それも、できれば体内に貯蔵して走りだすのが効果的。

さて、今日のランチはパスタにしようかな。
あ、その分走って、既に貯蔵された事故米、いや自己脂肪を燃焼させないと・・・