
雨が降らない今年のオースティン。
夏前から、水使用の規制があった。といっても規制は庭の芝に水を撒くスプリンクラー。

住所の番地で、偶数は*曜日と*曜日、奇数は*曜日と*曜日の、それぞれ何時~何時までの間だけスプリンクラー使用OKというお達しが市から出ていた。
ルールを守らない場合、市に通報がなされると、まずルールの徹底が指導され(警告)、それでも改善がない場合が罰金になったらしい。
通報は結構あったというが、ほとんどはどうもアパート。面積が広いし、管理者がきちんとルールを守るべき事なので、違反が通報されやすいのであろう。
敷地面積が広いアパート・・・といっても、広さでは比べ物にならないわ!という規模の水の話が今日の新聞に出ていた。
それは「オースティンでの水消費者トップテン!」

(オースティン・ステーツマンより引用)
表の左は商業用だが、右側が個人のトップ10。
ダントツ1位で月に16万円もの水道料金を支払っているのが、ツールド・フランスで7連覇をした自転車のチャンピオン「ランス・アームストロング」。
本人からのコメントは「いやあ~電気代が高かったのは気が付いたけど、水をこんなに使っているとは気が付いていませんでした。公共料金の支払いもマネージメント会社にやってもらっているので。これはいけないですね。」と、早速水資源を守る対策を考えるそうだ。

(これもステイツマンからお借りします。ランス・アームストロング御殿)
この記事、ただ「どいつが水資源を消費しているのか!」という告発記事になっているのではないところがいい。
上記のランス・アームストロングも「知らなかった」と改善をする意向であるし、このトップ10内のうち2人は、長期バケーションでこのオースティンの家を空けていて、その間、敷地内で水道管が壊れていてずっと水が流れっぱなしになっていた、というのがわかったらしい。
庶民がちまちま水巻きを節約するより、ずっと節水に貢献する記事ではないかと思う。
さて、我が家はどうかというと、喜んで良いのか、悲しいのか、この夏は全くスプリンクラーの水が不要だった。
なぜかというと、5月に始めた庭の改造工事。本来は8月頭には終わるはずだったのだが・・・
もともと、お隣と我が家で共通する壁を作る事から始めたので、その後は一緒に新しいスプリンクラーを設置し、一緒に芝を敷くことにしていた。そのほうが金銭的にも、工事の手間的にも好都合だと。
計画の軌道がずれてきたのが、お隣が突然プールを作ることにしたこと。
それでも、まあ、プールが出来るまで待ってフェンスとスプリンクラーと芝を完成させていいやと、待つことにした。
ところが・・・
このプール業者が、悪質だったらしい。
結局、2ヶ月ほどストレスのたまる状況が続いたあと、お隣はついに業者とバトル状態。もしかしたら法の場での戦いになるかもという状況で、プール建設は途中で完全にストップ。

(左側の流線型のがお隣の丸いジャグジー付きプール。こんな状態でストップ。。)
お困りのお隣に「じゃあ、ウチだけ済ませますわ」という訳にもいかず、待ち状態が続く。(それに、真夏に芝を入れても枯れるといわれていたから、どのみち待たねばならなかったのだと思う)。
そんなわけで、我が家の庭は夏中、砂漠系で水入らずだった。
♪ああ、あなたといれば辛くはないわ このオーステイン砂漠~♪
とでも歌っておくしかないか、な?。。。。。
本日のTシャツは、「水」色のシャツ。
昨年の3月24日 に載せた参加シャツの大会のボランティア用。このボランティア用は、翌年(今年)の大会で、余った分を売っていたので買ったもの。
この大会の冠スポンサーは、「水消費者トップ10」記事を引用させていただいた「オースティン・ステイツマン」。