
明日の月曜はMLKデー祝日で、この週末は3連休。
そして3連休、我が家では「ブートキャンプ」実施中。
といっても「ビリーズ・ブートキャンプ」のフィットネスではない。「読書ブートキャンプ」実施中なのだ。
なぜ3連休に読書しているかというと、息子の学校で「テキサス・ブルーボネット」という読書の課題があり、テキサス選定の20冊の本を、5月1日までに最低15冊読破が義務付けられている。

更に1月25日までに20冊読破すれば学年末に表彰といったボーナスがつく。
息子はすでに15冊は読破終了。そこまでくれば、なんとか25日までに20冊完読を目指したい。
子供達の間でも「どの本が良かった」などと会話の話題になっているし、チャット機能がついて友人と話せるオンラインゲームの中でさえ「あの本は退屈だった」などと話題になるくらい、みんな切磋琢磨な様子。
が、20冊を25日までに読むのに、この週末前に残っていたのが3冊。ページ数を合計すると700ページを超える。
さらに18日にここに書いた「サイエンスフェア」の締め切りが24日とほぼ同時。こちらもまだまだ時間が必要。
というわけで、20冊読破を達成するにはこの週末を読書に費やすしかない、と、「遊びに行っても良い?」という近所の子の誘いも残念だが断り、読書ブートキャンプ実施にいたったのだった。
息子に読ませるだけではとうてい長時間続くはずがない。家族で皆そろって読書キャンプ。
息子の性格なのか、子供だからなのか「一緒に読むから競争よ~」の競争ノリにはうまくひっかかってくれるのだ。
ラクロス、サイエンスフェアの集まり・・など必要な事はやるが、あとは読書、読書。
私はCNNのアンダーソン・クーパーの本を読み終え、次の本へ。

M.G.GILLの「スターバックスが私を救った」という本。
日本語訳は出ていないようだが、トム・ハンクス主演で映画化の予定があるとか。
お金持ちの家に生まれ、アイビー校を卒業し、有名広告代理店で成功していた著者が、会社のオーナーが替わりリストラされ、時間が空いたので通ったジムでつい浮気し子供ができ、家などを妻に渡す形で離婚(浮気相手にも興味をなくされる)。立ち上げた事業も上手く行かず金銭的にもがけっぷち。生きていくために黒人女性ボスのもとでスターバックスで64才にして下っ端として仕事を始める・・・という実話である。
なかなか興味深い。
店長が新米の彼を迎え入れる場面などで、コーヒーの描写が出てきたりして、読んでいるとコーヒーが飲みたくなる。
同じように読んでいてコーヒーが飲みたくなる本に、スターバックスのCEOが、いかにしてスターバックスを始めたかなどを書いたものがある(邦題「スターバックス成功物語」)。こちらはかなり前に読んだのだが、この本も面白かった。

と、私がコーヒーのイメージを頭に楽しみながら読書している間に、息子の方もかなり読んだ。
彼の方は課題図書なので、興味のない話でも読まなければいけないのは大変である。(私もその課題の本をちょっと読んでみたが、この話を最後まで読まなければならないのは辛いわ!と途中でやめた。。。)
時間を区切って、間に長い休憩を挟む。天気が寒く雨が降ったりしたのも幸いで、「この本話が退屈で進まない~」と言いながらも、ちょんと「次のセッションは**時**分からよ~」と言うと、その時間に読み始める。
なんとか25日までに20冊読破できる見通しがついた。
私が読んだ2冊の本だが、偶然著者の経歴に共通点があるのに気が付いた。一つはエール大学卒業という事と、もう一つは、裕福な家庭に生まれニューヨークのアッパー・イーストで育っていることである。
ニューヨークのアッパー・イーストはNYCマラソンを主催する「ニューヨーク・ロード・ランナーズ・クラブ」の本部があり、そこを訪ねるのに散歩した事がある。
という事で、本日のTシャツは、NYRRCの旧ロゴマークが真中に描かれた、NYCマラソンのシャツ。
さて、「ブルーボネットブック」だが、20冊のうち5冊以上読んだ子供たちが「どの本が一番良かったか」に投票ができる仕組みになっている。テキサスの子供たちが投票した結果で、ブルーボネット賞の本が選ばれるのだ。
こういう参加型になっている仕組みや、息子の学校ではブログが用意され、子供たちがそれぞれの本の感想を話し合えるようになっている。
そういう仕組みにうまく子供たちもノッたようだ。
私が息子の年齢の時に、300ページもある本を読めたか?1日をほぼ読書に費やせたか?疑問である。

読書ブートキャンプ。読書三昧で、息子より私の方がバテバテ、疲れたかも~。