おおたわ史絵さん
一時期、TVで
よく目にしていました


明石家さんまが司会をつとめている
ほんまでっか !? TV
という番組でしたね


わたしは先日
本屋パトロール中に
この本に出会いました


表紙を見たときに
久しぶりにこの顔を見るな
そういえば最近TVにでてないけど
どうしてたんだろう?


しかも本のタイトルすごっ!
「母を捨てるということ」とは
ショッキング過ぎて
……
……
読みたくなった爆笑



「依存症」とか
「母の呪縛」とか
「コンプレックス」とか
私はそういう言葉を
ことのほか
敏感にキャッチしますキョロキョロ


目次を見ても
凄まじい言葉が並んでいます







著者をよくTVで見てた頃は
話しがまとまっててわかりやすく
賢そうな育ちの良い
キレる女医さん
というイメージだったので


そのイメージと全く違う
壮絶な過去を語る内容に
とても驚きました


でも実際
このような家庭があるのも
事実なんだろうなと
思いながら読みすすめました


母から受けた
しつけのこと
教育のこと
母の病気のこと
母の薬への依存のこと
それらが家族に与える影響


そして
その母の呪縛からの解放の記録
著者が人生をどう切り開いたか
赤裸々に語られていました


現在は法務省の医師として
刑務所の受刑者たちの
診療にあたり 
矯正医療に取り組んでいるそうです



アルコールや薬物
買い物やギャンブル
わたしなどが知り得ない
他にもさまざまな
依存症と呼ばれる症状が
あるのでしょう


依存症は
意志が弱いからなるんじゃなくて
脳がそのように働いてしまう
病気なんだと改めて感じました


そして
「イネイブラー」という言葉
支え手のこと


依存症患者のそばには 
ほぼ必ずイネイブラーがいて
つまりは依存を続けるための
手助けをする人物が存在する
という事実


ドキッとしました


程度の差はあるかもですが
依存症を個人の問題として
家族だけで解決するのは困難だから


本人も家族も深い深い闇に
入り込んでしまわないように


ちゃんと治療が出来る社会に
なりますように


そのことに偏見を持たない社会に
なりますように


色んな思いが溢れてきましたおねがい