辻村深月さん
「傲慢と善良」読了
母親から
「母親の思ういい子」として
育てられた真実(まみ)
社会に出てからも
「他人のためいい子」
で生きてしまう
婚活を題材にしながら
現代社会の生きづらさなどを
これでもかこれでもか~!
というほどに
突き詰めて描写しているな
と感じた作品😊
何気なく過ぎていく
毎日の中に
ちょっと隠しておきたいことが
あったり
他人を傷つけないようにと
軽い気持ちでついたウソなど
そんな人間としての心理が
あぶり出されるような
感覚でした
真実(まみ)の生き方が
窮屈で不器用で
自分自身にも
そんな時があったなぁと共感😉
名前が真実
” まみ ” なんだけど
別日に途中から読むと
どうしても
” しんじつ ” と
読んじゃって
あ~違う違うと
頭の中で毎回 訂正してました😁
辻村深月さんは
初読みと思ってましたが
以前「青空と逃げる」を
読んでたことを
思い出しました
こちらは
文中にも登場する
早苗と力 親子が 主人公
母と息子のそれぞれの心情が
やはり細かく描写されていて
追っ手が迫って来た時は
どきどきハラハラして
私も一緒に逃げている
気分だったんだ~😁✨