* 愛したはずの夫は、
全くの別人だった
愛にとって過去とは何か?
人間の根源と、
この世界の真実に触れる文学作品 *
平野啓一郎さんの「ある男」読了
結末には感動したものの
難しい言葉が多かったり
読めない漢字も多く😅
何度も挫折しかける
読み辛かったな~という印象
それでも、「ある男」が一体誰なのか知りたくて、読み進める
ただ普通に生きたい
そのために 過去を変えてしまう
それが、ある男にとっての
困難な人生の克服方法
全く違う 他人の人生を生きると決めた「ある男」の夢
ただ普通に生きたい
普通であることの意味について
少し考えてみる
Wikipediaによると
普通とは
広く通用する状態のこと
と説明されている
平凡で、ひっそりとしていて
決して波風の立たぬ
目立つことのない
特別であってはいけない
いつ、どこにでもあるような
ありふれた日常
「ある男」は、そんな風に生きたかったんだろうな、と思った
そして
ある男が誰なのかを探すことになる
主人公の弁護士
城戸章の人生を思う
感情的にものを言うこともなく
いつも冷静に判断し
冷静に行動し
淡々と物事を運ぶ
そんな城戸が
「ある男」を 通して
自分の出自や人生について考察し
自分自身に向き合っていく
* もし今、この俺の人生を誰かに譲 り渡したとするなら、その男は、
俺よりもうまくこの続きを生きて
いくだろうか? (本文より)*
主人公の弁護士 城戸章が
自分の人生を顧みて呟いた言葉
大切なことから逃げずに
向き合えるようになっていく
そんな
城戸章の人生に心を寄せた
う~ん、苦戦しながらの読了
少し頭を休めよう~😁
