本当だったらお墓参りにいかねばいかんのだけど、21日はお大師様の日だとかで、御開帳がいっぱいあるので、別の形の供養をすることにしました。
まずは18番恩山寺へ。
ここは駐車場から、かなりの角度の坂を登ります。
ようやくたどり着いたときにカメラを車に忘れたことに気付きました
戻ろうか、迷って、結局スマホカメラで、昨日載せた写真を撮りました。
ここでは、大師堂の『秘仏厄除黒面大師像』の御開帳がありました。
有料500円也。
記念品としてお札を頂きました。
納経所で御開帳のことを尋ねてみたところ、愛想なく大師堂に入ったら人がいますからと。
おそるおそる入っていってお参りしました。
特に説明もなく、でも他の人もいなかったので、お大師様の像とじっくりお話できました
黒面ということでしたが、なんとなく青っぽい感じがしました。
入り口の係りの方に、いつ頃作られたのか聞いてみたのですが、それは定かでないそうです。
何の鼻・・・じゃなくって花かな?
(最近、先に鼻変換されてしまふ)
20番鶴林寺。
ここは険しい山道の上にあります。
写真で見えるでしょうか?
山頂に近づくにつれ、雨が雪に変わっていきました
気温3℃くらい。
御開帳のお大師様も遠くからではありますが、拝めました

21番太龍寺へは今回もロープウェイで行きます。
黄色くなっているのが杉の木で、ロープウェイ係員によると、朝は花粉がぶわ~っと飛んでるのが見えたそうです。
ぞぞぞ~
雨上がりのせいか、遠くの海までよく見えました。
あちら側にうっすら見えるのが和歌山県です。
雨が上がっている間に、今回も片道20分の山道を登って、舎心ヶ嶽(しゃしんがたけ)に行きました
八十八ヶ所のお寺の御本尊の石像が立ち並ぶなか、ひたすら歩きます。
前回はあまりの坂道に疲れ果て、気付かなかったけど、こんな石碑がありました。
高野山の奥の院の御廟橋のように、ここまでお大師様がお出迎えしてくれるみたいです。
一礼して、『南無大師遍照金剛』と唱えながら、きつい坂道をしっかり歩きます。
修行されてる若き日のお大師様の像を眺めながら、お経を唱えました。
19歳のとき、この場所で虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)の修行をされたと言われています。
虚空蔵菩薩の真言を1日2万回、50日間こもって唱えたそうです。
このくさりをたどっていけば、像のそばまで行けるんですが、雨交じりの天気のせいか、立入禁止の札がかけられてました。
あとから来たおじさんが、あちらの先まで行けるんですか?と聞いてきたので、行けるみたいですが立入禁止って書いてましたよ、と答えました。
下の方で聞いたら行けるって言ってたんですけどね~とそばまで行って、お札をみてあきらめたようです。
ここの大師堂は高野山と同じつくりで、お堂の裏手に御廟があって、そこにお大師様が祀られてます。
毎月21日に御開帳されているようで、幸い他の人もいなかったので、ゆっくりお願いしてきました
西の高野と言われるゆえんですね。
去年は緑色のもみじが中に入ってたのですが、今回はきれいなお花が入ってました
団体様ご一行。
珍しくみんな白装束でした。
階段を登っていると、水仙の花のいい匂いがしました。
平等寺を終わった時点で15:15
次の薬王寺で21日だけの御開帳(要予約)が16時までだったので、電話してみました。
ガイドブックでは約20分となってたので。。。
大丈夫ですよとOKをもらったので、急いで向かいました
本坊内拝(500円)、大師堂の大師像御開帳(500円)とちょっとお金がかかりました。
本坊の方は襖絵や書が立派で、お坊さんが詳しく説明してくれます。
中でも昔教科書で習った、狩野探幽(かのうたんゆう)が書いたとされる『白衣観音像』がすばらしかったです。
絵のこととか全然分からないけど、間近で説明付きで見られるのは、ほんとに貴重な体験でした
厄除け大師像はこの建物の中にいました。
お坊さんの説明によると、薬師如来が御本尊のお寺のお大師様は、なぜか肌が黒いそうです。
そういえば、今日見た立江寺の大師像も黒かった。
それは火災に巻き込まれてすすけて黒くなったとも言われるし、お大師様がお参りにきた人たちの厄を受け止めて黒くなられたとも言われてるそうです。
後者の方がありがたい感じがする~
薬王寺では拝観記念に厄除け箸、塩、ボールペン、クリアファイルを頂きました。
しかし、このクリアファイルいつ使おう・・・
この日は雪が降ったり、ザーザー降りの雨のときもあったり、みぞれのときもあったり、快晴のときもあったり。
だからかな、風邪ひいたの
この後は、ガラス講座ではりきって4つも作っちゃったから、ヘロヘロになりました。
けど、充実したいい休日になりました