皆さん こんにちは〜
今日と明日の二日間は、化学療法はお休みなので、朝からのんびり過ごしています。
今日は、私の母『バーバラ』の話を。
(あ、バーバラと言っても、生まれも育ちも鹿児島県、生粋の日本人ですが、以前ブロ友のCさんに名付けていただきました)
このバーバラ。
御歳70ウン歳。
20代の時、他県に住んでいる父とお見合いをして、親戚も友人もいないこの土地に嫁いできました。
31歳の時、家を新築して半年も経たないうちに父がくも膜下出血で他界。
専業主婦だったバーバラが、お舅さん(祖父)、お姑さん(祖母)、小姑さん(叔母)、更には姉(4歳)と私(1歳)を養う一家の大黒柱に。
私が子供の頃は、バーバラが家でゆっくりしているのなんて、見たことがありませんでした。
たったの一度だけど、バーバラが体調を崩して仕事を休んだ時、不謹慎だけど凄く嬉しかった記憶が…
だって、学校から帰ったら、家にバーバラがいるから
こうして働き詰めだったバーバラも、祖父を見送り、祖母を見送り、嫁いだ叔母さえも若くして亡くなり…
そして、私達姉妹が嫁いだので、やっと気楽にお友達と日本全国あちこち旅行三昧でしたが、私が肝細胞癌だと告げてから…すっかり元気が無くなってしまいました。
昨年、7月に初めて手術をした時は、まだ『良性腫瘍』だと嘘をついていたんです。
9月に両肺への転移が見つかった時も、もちろん内緒で。
12月に肝臓に再発が見つかった時、初めてバーバラへ「『今回』見つかったのは、悪性だった。」と癌であることを告げました。
でも、その後、短期間で何度も再発が見つかり、何とかやっつけて来ましたが、今回は化学療法をすることになったので、病室には来てもらっていないんです。
亡くなった叔母が闘病中、仕事終わりに毎日病院へ行って、化学療法で苦しむ叔母を支えたバーバラに、私が化学療法をやっている姿は見せられないから。
それに、バーバラが来たら、絶対弱音を吐いてしまうと思うんです。
「大丈夫!大丈夫!気をハシッと持ちなさい!(しっかりしなさい)」
と、いつも電話で励ましてくれるバーバラ。
そう言えば、子供の時も、具合が悪い時にいつも言われてたなぁ…
「病は気から!気をハシッと持ちなさい!」て。
「だって、キツイもんはキツイもん!」と反抗していたけど、今思えば この『魔法の言葉』で病気が治っていた気がします
あ…私が単純だから
そのバーバラ。
先週の手術の前に病室に来たけど、『骨と皮』と言う表現がピッタリなくらい痩せていました
バーバラ ごめんね。
親不孝して。
だけど…
私を誰だと思ってんの
バーバラの娘だよ
病気に負けるわけないじゃん
「さすが、私の娘やね!」て言われる様に頑張るからね
ところで、この「気をハシッと持ちなさい!」の『ハシッと』て何だろ
バーバラ語かな。
私は、この言葉のせいで…いや、お陰で、高校時代は、無遅刻・無早退・無欠席の超健康優良児でした