昨夕、ショートから帰ってきた母は、ヨレヨレだった。 しかし、何故か帰って来てからは
「とても良くしてもらえた。次回もここでよい」と言い、私に怒涛のSOSを出した事はまるきり覚えていなかった
ちなみに、私に「帰りたい!」と電話してきたあと、父に連絡して母をなだめてやってくれ、と伝えたので
父がショートの母に電話すると
「良くしてもらっている」と言ったらしい…
夫には常によい顔をし、娘には人生の不満を吐き出す母よ! せん妄は娘の前でしか出ない。
しかし、ヨレヨレながらもケロリとして帰ってきたので、また私はひとつ学ぶ事になった。
気を取り直し、今日は一日自宅だったので、母を散歩に連れて行った。ショートで寝たきりだったからね。
散歩用に、ダウンのパンツを買ってあげたら、暖かいと気に入っていた。
家に帰って昼食の準備をする時に、何の気なしに角野隼人さんのラフマニノフコンツェルトのYouTubeを掛けてたら、母の目がキラキラし始める。
誰?この人素敵ピアノが凄く良い!と夢中で見始めた。指遣いが美しい、とうっとりしていた。
さすが私の母…同じDNAを持っている。
だから私もついつい角野隼人さんについて、熱く語ってしまった。今、私の一番の推しなのよ、と。
それで、ラフマの後、ショパンも一緒に見た。
2人して推しに酔いしれる、幸せな午後であった。
ねえ、お母さん、この人の音、胸キュンよね
このくらいの若い人のピアノって、心を打つよね純粋で!
と言うと母も キュンキュンしているのがわかった。
見た目もいいわね、と母は言っていた。
スタインウェイって弾いた事ある?と聞くと、
スタインウェイって何?と覚えていなかった。
母は昔、展示会に行って気に入って、スタインウェイのグランドピアノを買ってくれ、と父にねだっていた事があった。 (父は、そんな大きなピアノは置く場所がないだろう、と相手にしなかったのですがコンサート用でないスタインウェイは、確か同時はそんなに高価ではなかった記憶がある。)
角野隼人さんは、自宅にスタインウェイの貸与品を気に入って購入されているそうです。素敵だなぁ
5月のコンサートが本当に楽しみだ。