
この本も本当に好きで
久し振りに読み返してるけど
出てくるキッチンのイメージは
その時その時で変わっていって
毎回新しいキッチンのイメージで
読んでいける

吉本ばななさんの本は
たくさん読んでるけど、
どの本もその雰囲気とか
風の感じとか、水の感じとか
空間のイメージが何ていうか
しっくりきてしまって
そこに行きたくなったり
その人たちに会いたくなったり
その町に住んでみたくなったり
私の中で吉本さんの世界は
桃源郷のような場所。
どんなに悲しい出来事が
起こっていても、
怒りたくなる事が
起こっていても
それをゆっくりと確実に
ふわっと軽くしてくれる
そういう人や空気でつくられた
大きな世界を感じる。
そんな世界はないけど
そんな人になれるように
なりたい、と思わせてくれる。
みんな思うことだろうけど
絶対に映像化はしちゃだめ!
と勝手に思ってます(笑)