☆ラジオ体操の歴史☆
日本のラジオ体操が始まったのは大正時代だった。
当時、逓信省が国営の保険事業を始める為に世界の保険事業を視察していた。その時、逓信省簡易保険局の猪熊監督課長がアメリカのメトロポリタン生命保険会社がラジオ放送でラジオ体操を放送していることを知って猪熊監督課長や他の海外視察メンバーの意見なども集まり、ラジオ体操を日本でも保険事業宣伝の為に取り入れようとする動きが活発となった。

「逓信省簡易保険局」
当時の日本では、ラジオ体操が急速に普及している最中だった。
ラジオで流れてくる甲子園での高校野球や東京六大学野球の実況放送が盛り上がりが人気になってラジオを通してスポーツや身体を動かすことについて意識されやすい時代だった。
こうような時代風景もあり、ラジオ放送での宣伝は大きな効果があり1928年にラジオ体操が誕生した。逓信省簡易保険局、日本放送協会(NHK)、旧文部省(現・分部科学省)が協力して、日本初のラジオ体操となる旧ラジオ体操第一である「国民保険体操」が制定されたのが始まりであった。

「国民保険体操」
ラジオ体操は健康的な生活として早起きをすることで自律的な生活を送ろうと考える気運の高まっていた当時の時代風景にマッチした。そのため、昭和初期の1930年代には急速な広がりをみせた。
当時、ラジオは、高級品で、1世帯に1台も持ってなかったので、
ラジオを広場に持っていって、地域の人たちで集まって体操をする。という集団行動としてラジオ体操は広まっていった。
この「集団でラジオ体操をする」という行動は、その後、国家動員にも利用されるようになり、大規模な「ラジオ体操の会」では、国旗掲揚や国歌斉唱なども取り入れられたり、戦時中には占領地でもラジオ体操が行われていた。

「戦前のラジオ体操」
それでは、またまたー(^^)
ラジオ体操 ~後編~に続くー。