子どもを病院に連れていったときのこと。

まだ首が据わってない我が子を抱っこできるようにリュックをしょって、自分の服のポケットには保険証をいれていった。
でも初診だから問診票を書かなくちゃいけなくて…でも両手は塞がってて…ふと回りをみると患者さんがいっぱいで椅子は空いてない。すると、小さな子どもを連れたお母さんが「ここどうぞ」と譲ってくれた。まだお子さん小さいのに。
お子さんも黙って席を譲ってくれた。
そして「赤ちゃん可愛いね」と一言。


診察が終わってお会計の時。
リュックの中にお財布…。両手は塞がってる。あ…また席は空いてない。どーしよう…すると今度はベビーカーをおしてるお母さんが「抱っこしてましょうか?」って、声をかけてくれた。
声をかけてもらえたことで、無事に会計できた。声をかけるっていうほんの少しの優しさでこんなに助けられるんだって実感した。
優しさに涙がでた。
涙もろくて困る。
本当に人の温かさに感動した。
優しさに触れて心があったかくなった。