ひかりとり紙、4つ目の作品は
真紅の宝石「ガーネット」です。
ラテン語の「種」を意味する
ガーネットの和名は「柘榴石」
艶々した石榴の実は知っているけれど、
本物の石を見たことはありません。
煌く炎のように紅く光るこの石には
「実り」や「情熱」という
意味もあるそうで、
うら若き乙女よりは
歳を重ね、
酸いも甘いも噛み分けた
女性達に似合う気がします。
傷ついたり腐ったり
やけになっても
また、立ち上がり、
人生の山坂を越えてきた
女達にこそ
この先に待っている
透き通った豊潤な時間を
余すところなく、
味わって欲しいものです。