真っ白な雪景色の中、私は産まれた。
予定よりも、2週間早くこの世に誕生した。
まだ小さくて2000gと少ししかなかったという。
気が弱くて少し怖い父親、不器用だけれど優しい母親、明るく活発な姉。
3人家族の中に私は仲間入りをした。
写真で見る限り、とても愛されていたんだと思う。
誕生を喜ばれたんだと思う。
私の記憶が確かな頃には、怖い顔と優しい顔の二面性を持つ父親が当たり前で、
そんな父から優しく守ってくれた母親がいる。
そして、とても明るく友達が多い姉の姿。
泣き虫で、我儘で、人見知りでな私はいつも姉の後ろ姿を追いかけていた。
私の幼い頃の話。
何も知らなかった頃の話。