ブログネタ:男女で友情は成り立つ? 参加中私は成り立つ派!
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放課後すぐに美術室に駆けつけた。
美術部員も何人か来ていて、でも絵には近寄らず遠巻きに眺めている。
学内の噂話が耳に入ったとみえて、美術の澤村先生も顔を出していた。
まだ着任したばかりの若い先生で、部活も生徒の自主性に任せる、とかで
ほとんど顔を見せない先生だ。
すぐに、滑川と久慈もやってきた。先生がいるのに気付いてすこし眉をひそめる。
面倒だな、といった所か。
滑川はあたしの顔を認めると近づいてきながら大きな声で
「今朝、病院行ってきてくれたんだって?」と聞いて来た。
今朝言ったじゃん、と思いながら「うん。」と返事をすると、
「絵のことも了承もらってるんだよね。」と言って来た。
澤村先生以下、その場の全員があたしを見た。
えっ。ええええええっ。
風紀委員長のあたしに。
嘘つかせるわけ?
昨夜の教室使用許可もちょっと嘘だけど、レベルが違うじゃん。
全身からイヤな感じの汗が噴き出した。急に喉が干上がったみたいになる。
おかしな声が出そうだったので、ぐっとお腹に力を入れて、
黙ったまま重々しく一回だけ頷いた。
周囲の空気がざわめく。
「小南がそう言うんなら間違いないな。」
澤村先生がそう、小さな声でつぶやくと、「あとのことは部長の判断で。」
来栖くんに丸投げで職員室に帰っていった。
あの様子じゃ、ここに来たのもほかの先生に言われてしぶしぶに違いない。
来栖が久慈に頷くのを見て、他の部員達からため息が漏れた。
「これで、もう石膏像が歩き回ることもないから、安心してコンクールに
臨んでください。」
滑川が声を張ってみんなに告げると、布をかけた北川君の絵を抱えた
久慈の肩をぽん、と叩いた。
二人について美術室を出る。人気がなくなったところで滑川に蹴りを入れた。
「マジ最悪。」
「ごめん。」滑川は一旦は素直に謝ったが、すぐに笑って返した。
「小南以上の適任はいないからね。先生にも信頼されてるし、バカ正直で
一直線には定評がある。」
「バカにしてるでしょ!あたしのこと!」
だいたい、誰のせいでこんなに寝不足だと思ってんのよ!
今日の午後の授業、拷問みたいだったわよ!!
「バカになんかしてないよ。」
ふと、滑川の瞳に蔭がさした。少し眉間に皺が寄っている。
先を歩いていた久慈も振り返った。
「それ、小南のいいとこじゃん。」こちらも真顔。
「うっ。」そんな顔されたらこれ以上文句もいえないじゃない。
「うううううううううう。」
「唸るなよ。」
「うーーーーー。それはそうと、その絵、どうする気なの。
まさかほんとに・・・・。」
「まさか。この絵に取り憑いてるのは、物の怪なんかじゃないからね。
お祓いは必要ない。」
「そうそう。夜の学校じゃ完全にアウェーだから、こっちのホームに
誘い込むだけだよ。」
美術の澤村先生wミカちゃんゲスト出演です。
ひどい先生役で彼は憤慨していますwww
ああ~ん。今日も挿絵がありません。(。>0<。)
