(つづき)

次は、飯高神社へ。

見てください、この鳥居と階段と緑色。


知る人ぞ知る感がとても良いです。

階段がところどころ歪んでいて、それがまた情緒があって良い感じです。

 

と、階段を上っているところでまたカエルが。(どこにいるでしょ~、真ん中らへんに小さいのがw)

 

僕:「神様の使いだ!!」

妻:「階段きついぃ」

ガン無視です。。。
 

 

それはさておき、登りきると、また、緑と石と木造のコントラスト。

 

本当に情緒あふれる景色ですよね。

さぁ、早速参拝です。

 

ただ!!

この時期はほんとうに蚊がヤバいです。

拝殿に近づくにつれて、妻の頭上にほんとうにヤバい量の蚊が!!

僕:「妻ちゃん、これはマジでヤバイ!!蚊が10匹は周りに飛んでるよ!!」

妻:「僕くんの周りもヤバいよ!!」

普段の妻であれば、蚊の1匹や2匹では、全く気にもしません。

いつも、いちいち騒ぐ僕の方が怒られます。

こちらのエピソードのように。

 

でも、今回は違います。

普段、我々のような大きくて吸いがいのある獲物は来ないんでしょうね。

追っ払っても追っ払ってもきりがないのです。

なので、拝殿前での参拝は秒で終わらせてしまいました。。。

パンパン(二礼なしの二拍手だけ)

僕:「すみません!!神様、無理です!!」

妻:「嫌ぁー!!ほんとヤバいです!!」

タオルをブルース・リーがヌンチャクを振り回すがごとく、「ホワチャ!!」と振り回す僕ら。

ホワチャしながら一旦、拝殿から離れ。

僕:「どうする?これヤバいよ。帰る?」

妻:「う~ん。。。でも、、、せっかく来たし、ちょっと境内回ってみようよ。動いてれば何とか刺されないでしょ。」

ということで、拝殿の左側から回り始めます。

とにかく動いてないと蚊の餌食になってしまうのです。

僕:「ホワチャ!!ホワチャ!!。。。ホワチャ!!」

妻:「危ないってば!!絶対当てないでよ!!」

僕が当てるわけないでしょうが。

 

―――――

僕の実家は、東京へアクセスしやすいベッドタウンにあります。

 

今は違うんですけど、小学生の時には100坪くらいあって、50坪くらいはお庭という、ちょっと広めのお家でした。

 

僕らの年代で、頭の良い子も、悪い子も、普通の子も、み~んな大好きだった映画俳優が2人います。

 

それは、

 ジャッキー・チェン

 リーリン・チェイ(のちのジェット・リー)

です。

 

僕はこの中で、まず初めに知ったのが、リーリン・チェイです。

 

日本では、ジャッキー・チェンが先に有名だったのですが、その時代は僕は幼稚園児でして、まだ、闘争心というか、暴力的なものが皆無な、本当にただただ末っ子長男で可愛がられていた存在でした。

 

なので、ジャッキー・チェンの映画なんて見に行くこと自体、あるわけがなかったんですね。

 

それが、ひょんなことから「少林寺」って映画を見に行くことになりまして、そのリーリン・チェイの衝撃足るや、今でも覚えています。

 

剣や棒を振り回したり、パンチしたり、キックしたり、アチョ~アチョ~と、それはそれはすごい動きを目の当たりにし、映画の途中で、僕も興奮して、前の席をパンチしたり、キックしたり、大声出しながら、暴れ出し、挙句の果てに、席を立って、階段をでんぐり返しで転がりながら、スクリーンの前まで行って、一緒になって、戦っていたのを覚えています。

 

母いわく、僕をどうにか引っ張って、席に戻そうとしたのですが、その手を振り払って、「ハッ!!ハイッ!!ハッハッ!!ハイー!!」と、ずっと何かと戦っていたそうです。

 

母自体が映画の邪魔みたくなってしまったのと、他のお客さんも、「いいよ、やらせておきな」と言ってくれたそうで、ほっといたようです。

 

で、戦いのシーンが終わると、大人しく席に戻ってきたそうで、僕も席に戻るときに、知らないおじさんに「すごかったなぁ、かっこよかったぞぉ」って言ってもらったことを覚えています。

 

僕:「ちゃーちゃん、今の見た?すごい!ハイッ!ハイーッ!って!!はぁはぁはぁ!!」

 

母:「見てるに決まってるでしょ!早く座れ!」

 

映画が終わった後も、でんぐり返しをしながら映画館を退館していたようです。

 

映画館の絨毯って、フワフワしてるから、でんぐり返ししても痛くないんですよね。

 

それは覚えています。

 

それからは、毎日、50坪のお庭で、少林寺の修行です。

 

小学4年生くらいまでは、毎日、修行をしていました。

 

長い棒で棍棒術を。

 

短い棒で剣術を。

 

あとは、もちろん酔拳を。

 

お庭の前を通る買い物帰りのおばさんにも褒められたことがあります。

 

おばさん:「毎日、すごいわねぇ~。かっこいいわねぇ。」

 

僕:「・・・(*´▽`*)ポッ」

そんな僕が、妻ちゃんや拝殿の柵に当てるわけが無いのである。

―――――


とはいえ、蚊には敵いません。

 

この時期の森林系神社への参拝はやめようと妻と決めました。

左側からぐるりと回りこみながら本殿を柵の外から眺めます。

すると、右側面に来た時に、妻が「あれ?柵開いてる!!」と。


珍しいですよねぇ。

普通入れないですよね?(たぶん)

飯高神社は開いているんですねぇ。


本殿の中というか、本殿の敷地に入れるって感じです。(中に入ったら本殿の紹介板が)

 

早速、中に入らせてもらい参拝させていただくことに。(なんか複雑できれいな彫り物がたくさん)

 

 

と、ここであることに気付く。

「あれ?蚊、全然いなくない?」

マジです?

これってもしかして、神様オーラで蚊が入ってこれなくなってんじゃない?

というわけで、ここで、ばけたんチェック!!

僕らはなんと、ばけたんを3つ持っているのです( ̄ー ̄)ニヤリ

なんせ無能力ペアですので、神様がいらっしゃるかどうか全然分かりません。

なので、ばけたんに頼るのです。
(なぜ、僕はばけたんの写真を撮り忘れてしまったんだろう。。。T▽T)

結果は、緑×2つ、赤×1つ。


って、びみょ~。

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バケタンは5色で霊的パワーを現します。
赤:負の霊的パワー大
黄:負の霊的パワー小
緑:普通
水色:正の霊的パワー小
青:正の霊的パワー大

仕組みは、AIに聞くとすぐ出てきますので、気になる方はご確認ください(笑)
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やっぱりわかったもんじゃないです。

ばけたんの結果がどうであれ、蚊が一匹もいないんですから、絶対に神様オーラに守られた区域なのです(たぶん)

さて、蚊もいないのでゆっくりと参拝です。

僕は般若心経、妻は天津祝詞。

「神様、僕らなりにがんばって飯高神社を宣伝します。なので、がんばってください。応援しています。神様の力が戻りますように!!」

「いや、衰えてないがな」と言われるかもしれませんが、、、僕らがそう思ってしまうのも仕方がないのです。

なんせ、この拝殿を見てください。


つっかえ棒があってやっと立っているのです。

なんとか拝殿、本殿ともにきれいになってほしいですよね。

もともとは千葉の六妙見の一つとして信仰があつかった神社さんで、もっともっと色鮮やかな神社さんだったはずなのですから。

一生懸命に応援をして、飯高神社を後にしました。

※本殿の裏にある天神の森に向かう小道から
 

次に向かうのは天神の森です。

(つづく)