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千葉市TRPGサークル 活動記録

サークル活動記録です

■第64回 活動記録
 
Ⅰ実施日:2019年12月8日(日)
 
Ⅱ実施場所
 セッション実施場所:千葉中央コミュニティセンター
 
Ⅲ活動内容
 セッション

Ⅳ参加者 計14名
乙、量産型小市民、ヨッシー、lamancha、ガリュー、陸、朧竜、コトリ、NH、如月テンマ、キョウタ、グェン、天野雀、汐風


Ⅴ活動内容詳細
 
以下3卓にて実施。
 
第1卓:「トーキョーN◎VA THE AXLERATION」 GM:陸さん
第2卓:「異界戦記カオスフレアSC」 GM:量産型小市民さん
第3卓:「パラノイア トラブルシューターズ」 GM:乙

 

また、活動後に有志で忘年会を実施。

 

 

各卓の詳細

 

第1卓:「トーキョーN◎VA THE AXLERATION」

 


第2卓:「異界戦記カオスフレアSC」

 


第3卓:「パラノイア トラブルシューターズ」 


CLASSICスタイルで2シナリオ実施。
1本目はパラノイアというゲーム、並びにクラシックスタイルに慣れてもらうためのショートシナリオ。
2本目は季節柄を意識し「クリスマス」をテーマにしたシナリオとしました。


第1シナリオ「空洞」

地下に空間を広げようとしているアルファ・コンプレックス。
しかしその工事現場でミュータントが暴れる事件が発生。IRたちは吹き飛び蒸発するばかりで工事は遅々として進まない。その問題を解決するのがトラブルシューター(以下TS)のミッションです。

【各PC紹介】
PC①:ガガー-R-RIN-3
PL:ガリューさん
所属サービスグループ:CPU
所属秘密結社:FCCC-P
ミュータントパワー:マター・イーター
強制ボーナス任務:ロイヤリティ・オフィサー

PC②:アイン-R-SCP-3
PL:汐風さん
所属サービスグループ:Tech
所属秘密結社:コルポレ・メタル
ミュータントパワー:レビテーション
強制ボーナス任務:ハピネス・オフィサー

PC③:フロイド-R-CHI-3
PL:ラマンチャさん
所属サービスグループ:HPD&MC
所属秘密結社:ヒューマニスト
ミュータントパワー:パイロキネシス
強制ボーナス任務:チームリーダー

PC④:マイケル-R-MUA-2
PL:如月さん
所属サービスグループ:PLC
所属秘密結社:コミュニスト
ミュータントパワー:デス・シミュレーション
強制ボーナス任務:C&R


まずは肩慣らしシナリオです。
ブリーフィングルームへの移送バスがブルドーザーだったせいでいきなりクローンナンバーを増やすことになったTSや、結局遅刻してきた者などもおりましたが概ね平和裏にスタート。
ミッションは簡単に言えば地下で暴れているミュータントの排除。しかしこのミュータントが実はV様というのが罠なんですが、それを当然知らないTSたちは地下空洞へ。
飛行と電撃を使うという事前情報と、貸与装備であった気球が飛行を阻害するという目的であることをきちんと把握していたTSたち。不意打ちでレーザーガン1丁をお釈迦にされるも、IRに気球を膨らませつつ応戦を結構。幸いにも相手の攻撃を受けることなく一撃で仕留める事に成功しましたが、まぁ殺しちゃまずい相手だった訳でして。
デブリーフィングでは当然、貸与装備の破損・紛失、高位クリアランスの殺害などの反逆行為で略式処刑が行われた後、各TSへの沙汰が言い渡されました。
まぁ重くて訓示程度でしたので、まだまだ軽いほうでしょう。

とりあえずこのシナリオの目的はパラノイアの世界観、そしてCLASSICスタイルに慣れていただくこと。1つのシナリオを通して皆さん感覚を掴んで頂いたので、早速キャラメイクを挟みつつメインのシナリオに移りました。


第2シナリオ「赤いアイツを処刑せよ」
 

年末のアルファ・コンプレックスに、赤い服を着て物資を配る謎の人物が現れます。
TSたちはV様から「彼らは平等の精神のもと物資を公平に再分配することを目的とした共産主義」であることを伝えられ、「赤い服を着た人物とその所属組織、並びに関連したすべての市民の抹殺」をミッションとして与えられます。
今回はクリスマスということで、クリスマス要素と、赤い服の人たち(スーパー◯リオ、コ◯ラ)などが登場するコミカルな設定と、それぞれの思惑が二重三重に工作する悪夢的ピタゴラスイッチの発動を目的としたシナリオをプレイいただきました。

【各PC紹介】
※第1シナリオでほぼミュータントパワーの使い途がなかったため、ミュータントパワーに関しては各PL継続。

PC①:GEO(ジョー)-R-GIA-3
PL:ガリューさん
所属サービスグループ:CPU
所属秘密結社:コミュニスト
ミュータントパワー:マター・イーター
強制ボーナス任務:ハピネス・オフィサー

PC②:アイン-R-SPS-4
PL:汐風さん
所属サービスグループ:PLC
所属秘密結社:デス・レパード
ミュータントパワー:レビテーション
強制ボーナス任務:C&R

PC③:マイケル-R-FOX-3
PL:如月さん
所属サービスグループ:Power
所属秘密結社:プロテック
ミュータントパワー:デス・シミュレーション
強制ボーナス任務:ロイヤリティ・オフィサー

PC④:フロイト-R-CHI-3
PL:ラマンチャさん
所属サービスグループ:InSec
所属秘密結社:ロマンティクス
ミュータントパワー:パイロキネシス
強制ボーナス任務:チームリーダー


肩慣らしを終えたTS達による、本格的なパラノイア、CLASSICスタイルがスタート。
『愉快なこと』を至上命題とするCLASSICスタイルにつき、各自が特徴的な癖を設定してくださいましたw

今回のシナリオの本質は、「クリスマスを復活させたいロマンティクス&クリスマスに需要を見出したプロテック」対「サンタやプレゼント行為を結社の乗っ取り行為と勘違いしたコミーなV様&とにかく破壊したいデス・パレード」という構図です。まぁ当然RなTSたちにその事実は知り得ないんですけどね。

今回は強制ボーナス任務を決定時に本当にMBDテストをTSたちには受けていただいた訳ですが。完璧で幸福なTSとは思えない、名前の書き忘れが3人もいたのは前代未聞ですよ!w

さておき、今回は秘密結社のミッションが絶妙に達成可能そうな内容であったこともあり、各自の暗躍が光りました。
クリスマスに関する言葉を発言させようとうまく誘導したフロイト、
TSをV様主催のコミーの集会に連れ込んだGEO、
悪魔的ピタゴラスイッチによって大爆破を行ったアイン、
プレゼント工場を守り、尚且TS二人の所属秘密結社を見破ったマイケルと、
TSそれぞれが活躍してくれました。

また、各自が積極的に動いてくださったおかげでデブリーフィングの責任のなすりつけ合いも白熱でした!

繰り返しになりますが、参加いただいたPLの皆さんが積極的に、かつ愉快になるよう動いてくださったお陰で非常に楽しいセッションとなりました。
また是非ご一緒できればと存じます、ありがとうございました!
 

 

(12/12 一時更新)

(12/19 一時更新)

■第63回 活動記録
 
Ⅰ実施日:2019年11月8日(日)
 
Ⅱ実施場所
 セッション実施場所:千葉中央コミュニティセンター
 
Ⅲ活動内容
 セッション

Ⅳ参加者 計15名
乙、ヨッシー、lamancha、ガリュー、陸、朧竜、NH、如月テンマ、キョウタ、コードウ、グェン、ミヤ、天野雀、奈伎良、汐風


Ⅴ活動内容詳細
 
以下3卓にて実施。
 
第1卓:「ソード・ワールド2.5」 GM:グェンさん
第2卓:「トーキョーN◎VA THE AXLERATION」 GM:天野雀さん
第3卓:「パグマイアRPG」 GM:MHさん

 

 

第1卓:「ソード・ワールド2.5」 

 

10月発売の新サプリ「エピックトレジャリー」を使っての7~8レベルセッションを遊びました。
熟練戦闘ルール・ライダー技能向けの追加データなどが楽しめるよう、「砂漠を旅して巨大な遺跡を探索するシナリオ」を組んでみました。

【PC紹介】
●PC:オスカー/ミアキス/男/21歳 〇PL:乙ハヂメさん
アルフレイム大陸では珍しい猫人。異邦の騎士神を信奉する生粋の紳士。
猫形態の毛並みはタキシードを思わせる白黒のハチワレ。
没落した実家を再興させるべく一攫千金を夢見て冒険者になるも、
正義を曲げない生き方と不幸体質から、資金集めは難航している模様。
紳士なハートと斥候の技で率先してPTを引っ張ってゆく頼もしい男でした。

●PC:カーティス/タビット/男/15歳 〇PL:Lamanchaさん
友に裏切られ仲違いした事件を切っ掛けに深く考えることを止め、
バイクライダーとして振り切る生き方を選んだハードボイルドタビット。
冒険者としてのモラルや倫理よりも、損得計算や「相手にナメられている」か等を
判断基準とする我の強いカオティック・ニュートラルな性格の持ち主。
クレバーな戦略で今回の方向性を決めたキャラ。GM、おっかなくって震えてます。

●PC名:エリス/レプラカーン/女/18歳 〇PL:朧竜さん
賢神キルヒアを信仰するレプラカーンの神官でパーティーの頭脳役。
許婚(いいなずけ)から逃れるべく冒険者となって故郷を出たのだが、
なんと許婚も冒険作家となり追っかけ化。目立たぬように生きたい姿なき冒険者。
控えめで神官らしく思いやりを持って他者と接するが時々ツッコミがナイフ並みに鋭い。
NPCへの心のこもった説得で行動を促すなど、PTを支える良心バランサーです。

●PC名:クラウス/ナイトメア/男/23歳 〇PL:如月テンマさん
リルドラケンの里で「穢れ」への偏見なく生まれ育ったナイトメアの魔法剣士。
調子に乗って魔剣の迷宮に乗り込み遭難した事件を切っ掛けに、
広い世界を見て回ろうと考え冒険者に。一般社会では穢れが差別されることを知っても、
本人は余り気にしていないようで、大らかな性格から街の子供達には好かれている模様。
戦いの場面では敵の首魁を一人で押し留めたり、獅子奮迅の活躍を見せてくれました。


【プレイログ】
GM「皆さん、新サプリで冒険の合間の日常イベント表が追加されましたよー」
オープニング後に早速振ってみたところ、オスカーとクラウスはそろって海鮮料理(イカ)に当って倒れたり、

エリスは冒険作家にストーキングされ、カーティスはPC設定そのままにバイクを乗り回したり。
単発スタートでもキャラ付のスターターになってくれる楽しいランダム表です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 

今回の仕事は小ずるいマギテック協会員・ラゴス氏(タビット/男/30歳)からの依頼。
彼は「冒険者が国境を自由に出入りできる」という制度を悪用した関税逃れを企んでおり、高額な報酬やサービスと引き換えにPC達に密輸の仕事を持ちかけてきます。
この誘いに対しては、真っ先にオスカーが「こんな紳士でない依頼は受けられん!(机バンバン」と反発し、他のPCも受注には難色を示します。
一人、隅の方で妙に静かに話を聞いていたカーティスはというと、商品の値段・儲け・報酬の差額を計算しており、「この程度の金額の支払いを渋っている依頼人は信用できない」と、ハードボイルドな視点から反対するのでした(笑)

……依頼を蹴って数日後、冒険者たちの元にラゴス氏が泣きついてきます。
「他の冒険者に輸送を任せたところ砂漠で蛮族の襲撃にあって荷物を奪われてしまった。取り返してきてくれ!(泣)」
金額交渉でしっかり、今回の不始末を上層に報告することなどを約束させた上で、PCたちは依頼を受けカスロット砂漠へと出発するのでありました。

***

PCたちは荷物を追跡する手がかりを得るべく、砂漠の入り口にある宿場町で生き残りの輸送隊・斥候のシレイル(グラスランナー/男/27歳)を探し出します。
仲間を助けられず心折れて飲んだくれていたシレイルから情報を聞き出した上で、PCそれぞれの言葉で(たまに毒を飛ばしつつ)彼を奮い立たせ、案内人として連れだすことに成功しました。
砂漠の旅の第一日目は、前衛数の倍以上のサンドウォームの群れが襲い掛かります。

カーティス「〈測量のワンド〉で敵を全部目標に入れて、魔法のクリティカルが2回転」
GM「もう初手で敵の大部分がHP一桁とかですが?」
クラウス「魔力撃が32点。スパイクシールドの追加攻撃がクリティカルして……おや、また回った(笑)」

鎧袖一触。PCたちは難なくこれを蹴散らしました。
その後も大きな危険と遭遇することもなく旅を進め、2日目の昼に蛮族たちの拠点になっていると思しきピラミッド遺跡に到着します。

GM「遺跡の裏口を見つけたけど、近くにコカトリスが巣を作ってます」
一同「ここはアカン!」「10レベルの石化能力モンスターと勝負はやめとこう」

コカトリスの目を引かないよう軽く建物内を調べて、今度は建物の西口へ。
リザードマンとオーガが入り口を見張っていましたがPCたちは正面から戦いを挑みます。
ここでも敵の見張りをわずか1R半で撃破。すっかり気勢を失ったオーガは遺跡に逃げ込み、蛮族たちは警戒態勢に入ります。

PCたちは勢い付いていたようなのでこれ以上調査パートはテンポが悪いかなと思い、GMは展開を巻きます。
先ほどの戦いの様子を見ていた遺跡の先住民・ダークドワーフがPC達に接触を図り「蛮族たちから遺跡を取り戻してほしい」と依頼する形でマップ情報を伝え、イベントを一つ分先に進めました。

情報を頼りにPCたちはダンジョン内を順調に進み、点検通路を通って地下1Fに潜入。
紆余曲折ありつつも、最深部で魔法装置を修理する蛮族のボスを発見します。
ボスは遺跡のテレポーターを再起動させ、人族領域に軍団を送ろうと企んでいたのです。

エリス「【インスピレーション】使います。オッケー、キルヒア♪ ボスの情報を教えて?」
GM「便利な神様(笑) 敵はダークトロールアデプト、軍団戦が得意なボスです」
カーティス「地上に繋がる扉を【ハード・ロック】すれば敵の増援防げるんじゃないかな」

オスカー「じゃあ我輩が入口を調べに……(ころころ)ここで隠密1ゾロ!?」
GM「今日だけでもう250点(自動失敗×5)は稼いでますね。敵に気づかれました」
オスカー「しまったバレた!にゃ、にゃーん(一同笑)」
ボス(GM)「なんだ、ただのネコか(一同笑) …侵入者がいるぞ、追えー!」

PCたちは一目散に隠し通路へと逃げ帰り、クライマックスは正面対決に。
奇襲こそ失敗しましたが、エリスが防御魔法を重ね、カーティスが全員に【壁歩き】の魔法をかけて2Fバルコニー部分で敵を待ち構えることで、冒険者たちは完全に地の利を得ています。

高台を挟んでの魔法の打ち合いから始まった最終戦は7ラウンドにも及ぶ長期戦。
カーティスの【ライトニング】は、巻き込みダイスが振るわずやや不調。
オスカーは敵魔法使いたちの元に飛び込み、敵をかく乱したりかく乱されたり。
2回裏に大ボスのダークトロールが壁をよじ登って後衛組に迫ると、クラウスが単身前に出てこれを阻止。魔力撃の乗った大ダメージが飛び交う壮絶な打撃戦となります。
4ラウンド目にはミノタウロスがダンジョン内をグルッと回り込んで、PT後方から襲い掛かりますが後衛組は【壁歩き】で足場の外へと逃げ出します。

カーティス「この戦場、ドーム型だからバイクで一直線に突破(トランプル)したら天井走って戻ってこれそう」
GM「ソードワールドに三次元戦闘をもちこまないで!?」 
GM「……えーと、取り残されたミノタウロスはその場でまごまごしてます」
エリス「ちょっとかわいい(笑) 壁上からダークトロールに【フォース】行使いきます」
GM「このPT、プリーストが回復魔法を使ってないな……」

強力な自己再生能力を持つダークトロールでしたが、前のめりな冒険者たちの火力集中の前についにダウン。
盗まれた荷物も回収して、無事依頼を達成したのでした。


●所感
今回も賢く立ち回られてしまったなぁ……という感想。
もう少し戦闘でPCたちのHPを追い詰められればとは思いましたが、基本・上級戦闘ルールであればかなりの強敵になったはずなので、PC側の戦略あっての結果かと思われます。

全員が7~8レベルキャラクターらしい臨機応変な立ち回りを見せ、ロール面でもそれぞれのキャラが立っていて掛け合いがとても楽しいPTでした。
GMからのネタ振りにイキイキとしたロールプレイで返してくれてありがとうございます。
そのうち本格的にリプレイを書くセッションもしてみたいですね。

また同卓の機会がありましたらその時もよろしくお願いします。
主催並びに参加者の皆さん、ありがとうございました!
 

 

(11/14 一時更新)

(11/18 一時更新)

 

■第62回 活動記録
 
Ⅰ実施日:2019年10月20(日)
 
Ⅱ実施場所
 セッション実施場所:千葉中央コミュニティセンター
 
Ⅲ活動内容
 セッション

Ⅳ参加者 計11名
乙、量産型小市民、lamancha、ガリュー、陸、朧竜、コトリ、NH、如月テンマ、キョウタ、天野雀


Ⅴ活動内容詳細
 
以下3卓にて実施。
 
第1卓:「パグマイアRPG」 GM:NHさん
第2卓:「ダブルクロス The 3rd Edition」 GM:乙ハヂメ
第3卓:「アリアンロッドRPG2E」 GM:量産型小市民さん


以下、各卓の詳細。

 

 

■第2卓:「ダブルクロス The 3rd Edition」

 

▼トレーラー

人の為に尽くすべく作られた超高度AI。
そしてその超高度AIの手足となるhI/F(Humanoid interface)。
彼らは人類社会の更なる発展と幸福と秩序のために作られた存在。
人の手を超えた存在から生み出される、人の思惑すら超越した存在。
彼らによって、人の世界は新たな次元に足を踏み入れる――
その筈だった……

FHによって暴走を開始する超高度AI。
その手足たるhI/Fたちの暴動。
それはさながら、無機物たちの反乱。

狂乱に飲み込まれる人々。
喧噪に包まれる町並み。
壊れてゆく日常。
混沌はひたすらに広まる一方――そう思われた。
しかし超高度AIは万が一に備え、
自らを凍結するための鍵を外部に設けていた……

呼吸も、感情も、心臓の鼓動すら、持ち合わせぬ“モノ”。
一人の、若しくは一体の、一台の、hI/Fに、君たちは出会った。

ダブルクロス 3rd Edition
『The Beat-Less』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。


モノに、ココロは宿らない。


▼ハンドアウト

PC1
任務も無い冬の夜。
温かい食べ物が恋しくなって、コンビニへと夜道をぶらついていた君。
静かな夜を、どうにも賑やかす無粋な“音”。発信源は、上?
ふと見上げれば。蒼い月光に照らされるように夜空を舞う、銀色の少女。
幻想のような、ファースト・コンタクト。

シナリオロイス:“落葉〈アポプトーシス〉”


PC2
蒼い月が仄暗く輝く冬の一夜。
兎角、街が騒がしい。人々の騒乱、赫灼たる爆裂、砕け散る破壊音。
そして、濃密なまでの戦闘の香り――
街を包む異様な熱気のなかで、君は暴虐の女王に出会う。
紅蓮の色に包まれしウォーライク。彼女は自らを、hI/Fと名乗った。

シナリオロイス:“戦闘妖精〈モリガン〉”


PC3
あの男の名前を聞くと、郷愁にも似た切なさが胸を過ぎる。
FHの優しい狂人。“完全調律”を理想に掲げ、穏やかな笑みを絶やさぬ殺戮鬼。
ともすれば、同じ道を歩めたかも知れない。しかし、君達の道は嘗て完全に分かたれたのだ。
――UGNの研究所強襲。その一報と共に耳に届いた名前から、君は少し、昔を思い出した。

シナリオロイス:“静寂〈ハーモニー〉”


▼PC紹介とGM所感

PC1:“青い鳥”草野 透/PL:Lamanchaさん

シンドローム:オルクス/オルクス

ワークス/カヴァー:不良高校生/高校生

Dロイス:複製体

 

運やツキといった、見えない流れを操る少年。

ヒロインを助けたことをきっかけに大きなトラブルに巻き込まれていく主人公ポジションを受け持っていただきました。

戦闘力はほぼ皆無ながら支援に特化した能力で他二人をフォローしつつ、

デジタルの権化であるヒロインに対するアンチテーゼとして様々な言葉を投げかけてくださいました。

 

クライマックスバトルでは【肉体】Lv1、攻撃エフェクト無しの「ラッキーパンチ」で決着を決めたところなんかは

能力とキャラが噛み合っていた最高の瞬間だったかとw

 

 

PC2:“灰被り<シンデレラ>”遠野 皋/PL:朧竜さん

シンドローム:サラマンダー/ハヌマーン

ワークス/カヴァー:なんでも屋/探偵

Dロイス:永遠の炎

 

炎の剣を操る、チームの頼れるアタッカー。

バトルマニアのエネミーに目をつけられ、以後何度も拳を交わすという役どころを担っていただきました。

黒幕に失敗作と断じられたモリガンに対して、唯一何かしらの感傷を持ってくださったのはGM的にありがたかったですね。

 

ところで、探偵なのに情報収集が苦手なのっていいんですか?w

 

 

PC3:“無尽の矢<フレンドリーファイア>”里見 和希/PL:キョウタさん

シンドローム:バロール/ブラックドック

ワークス/カヴァー:支部長/バーのマスター

Dロイス:遺産継承者

 

FHを裏切った異色の経歴を持つUGN支部長。

逆にUGNを過去に裏切った、因縁浅からぬ黒幕との対立をロールいただきました。

戦闘では火力もさることながら、エネミー側の超強力な範囲攻撃をSロイス投入で2回止めるなどパーティーへの献身が光りました。

 

バー兼支部をぶっ壊された挙げ句、人員避難や情報規制で応援に遅れる人手が足りないことを理由に、

「高度な柔軟性を維持しつつ問題の解決は現場でなんとかしろ」という無茶振りをされた、多分今回1番の苦労人。

 

 

まずは皆さん、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ボーナス経験点100点を付与していることから、ミドル戦闘2回にFS判定あり、エネミーにEロイス&Dロイスガン積みの

ガッチガチの構成となっているシナリオでした。

PC4名を前提としたエネミーを準備していたので、PC3名となったことで若干ディチューンしましたが、

兎に角なんとか全員戻ってこれたのでGMとしても一安心です。

 

今回はPCごとにシナリオロイスとなったNPCに対してそれぞれがそれぞれの関係性をつくり、

それにしっかりとした決着をつけてくださったように感じます。

非常にまとまりの良い流れ、終わり方になりました。ご協力ありがとうございます。

 

特に印象深いのは、GMとしてこのシナリオを回すのは3度目なのですが、初めてヒロインが消滅しないエンディングとなったことです。

やはり、PC1の存在が大きかったかなと。

デジタルに対してオカルトを持ってくる、面白い手口でした。

 

判定に戦闘とボリューミーな内容でしたが、皆さんの協力的な姿勢のお陰でスムーズに進行することが出来ました。

またご一緒できれば幸いです、お疲れさまでした。

 

 

(10/23 一時更新)