■第72回 活動記録
Ⅰ実施日:2020年10月25日(日)
Ⅱ実施場所
セッション実施場所:千葉市カラオケボックス
Ⅲ活動内容
セッション
Ⅳ参加者 計8名
量産型小市民、ヨッシー、Lamancha、ガリュー、朧竜、NH、グェン、天野雀
Ⅴ活動内容詳細
以下2卓にて実施。
第1卓:「ソード・ワールド2.5」 GM:グェンさん
日曜日はお疲れ様でした。
今回は、10月発売の新サプリ「モンストラスロア」を使っての7~8レベルセッションを遊びました。
新たに追加された魔法に対応した自然環境の舞台を用意してみましたが……ちょっとサプリ発売から開催まで間がなかったようです。
というわけで、GMだけ新魔法と新モンスターを使わせていただきました。
【PC紹介】
●PC:ニーナ
(ルーンフォーク/女/21歳) 〇PL:朧竜さん
長大な剣を振るうルーンフォークの斥候戦士の女性。
仕えていたマスターが死んでしまったり、妙なタイミングで出目が荒ぶったりと、ちょっぴり不幸体質。
ジャムの荷物運びを手伝ったり、ハンナおばあちゃんをおぶって歩いたり、甲斐甲斐しいロールは優しさか種族のサガか。
●PC:ジャム(グラスランナー/男/?歳) 〇PL:Lamanchaさん
年齢不詳、典型的なグラスランナー。
蚤の市でモノを売ったお金で、またガラクタを買い込む、宵越しの金は持たないスタイル。
冒険資金も、薬品やマテリアルカードにして湯水のように使って行きます。
いざ仕事となると、その身軽さと戦略眼でもって道を切り開いてゆく、頼もしい野伏です。
●PC:ハンナ(エルフ/女/350歳) 〇PL:天野雀さん
賢神キルヒアの神官賢者エルフ。300歳を越えていながら、その外見は異様に幼いです。
80歳のギルド支部長ドワーフを子供扱いしたり、これから出発する土地の知識を既に有しているなど、長命種族おばあちゃんロールが光ります。
●NPC:トナス
(メリア/女/4歳) 〇フェローダイス担当:天野雀さん
人格・体型ともに貫禄あるカボチャ花メリアのおかみさん。4歳。
馬車が蛮族に襲われていたところをPCたちに助けられ、その縁で冒険に参加してきます。
3人PTを助けるお助けダイスキャラでしたが、攻撃魔法を景気よくクリティカルさせていました。
セッション名『パッペル渓谷の盟約』
【あらすじ】
山奥の町・パッペルバームを謎の幻獣が襲撃し、立ち退きを要求してくる。
調査を進めると、この山は100年に一度、異界の穴から噴き出す毒胞子に包まれるため、幻獣たちが炎で浄化する必要があるのだという。
冒険者たちは幻獣と交渉し、毒胞子を溢れさせる異界の穴を、破壊しに向かうことになる。
【プレイレポート】
今回は3人冒険者による少人数パーティシナリオ。
シンプルなワイルダネス&ダンジョンハックが中心の冒険です。
開始時に振った「冒険の合間の日常イベント表」で、知り合いエルフの結婚式に参加していたハンナは、
一人寂しく冒険者ギルドに帰って来たところで。指名依頼を受けます。
依頼内容は『山間の街パッペルバームを襲う謎の怪物の調査』
ニーナとジャムは日常表を振ったところ偶然同じノミ市に参加していたので、そこでパーティを合流。
蚤の市で、パッペルバームから避難してきていた木工職人や農夫たちが店を開いていた事にして、事前調査パートもちょっと挟みました。
準備を整えた冒険者たちは、寝台列車で1日ちょっとかけて北の山奥の駅に到着。
そこでも、聞き込み調査。
「街を襲ってるのは言葉を喋って空を飛び炎を使う怪物らしい」ことを突き止めます。
PCたち:「火を吐くならドラゴン?」「グリフォンっぽいけどアレって喋ったっけ」
GM:「山奥の町までは、ここから数時間かかりますよ。駅前には馬車便があります。御者はグラスランナー」
ジャム:「グラランの御者ぁ?(笑)」
GM:「ジャムもグラランのくせに……」
PCたち:「1人50Gかー」「のんびり歩きでもいいよね」「ハンナおばあちゃん背負っていくよ」
GM:「歩きだと到着する頃には日が暮れちゃいますよ?(夕方に怪物が村を襲撃するイベントでヒントを出そうと思ってたんだけど)」
PC:「大丈夫でーす」「野営できるし」
駅を出発し、山道をテクテク登ってゆく冒険者たち。
道中、避難民を襲っていた蛮族の群れを返り討ちにし、縛り上げて情報源にしてしまいます。
山奥の街・パッペルバームを襲う怪物騒動の裏では、蛮族たちの動きもある事を察したようです。
この辺りで、すでに物語の核心に迫った推理も出ています。
町に着いてからは、町長(←冒険者たちの到着が遅かったばかりに家から焼け出されている)に接触。
ダリオン神殿の文献や、森の中の碑文などを調べ、テンポよくヒントを集めてゆきます。
「グリフォンが森や街に火を放って人族に立ち退きを要求しているのは、危険を知らせている」
事を察し、次の日の朝には冒険者たちは、街を襲うグリフォン(片言の共通語使い)との交渉に出向きます。
巣の宝に手を付けるなど、相手を刺激する行動も避けて、「この土地には100年おきに異界のキノコの侵略がやって来ている」「自分たちの主人だった魔術師は警告の石碑を残していたけど人族がそれを無視して街を作ってしまった」という真相を聞き出しました。
PCたち:「つまりナウシカ」「森を燃やして毒を抑えてたんだ」
GM:「実在する、北方のマツの木の中には山火事を利用して増える種類があるんです。だからマツ(パッペル)の木材が名産で土壌も豊かな土地なんです」
ジャム:「うーん……でもリアルリアリティ的には、石灰で畑が回復するのは熱帯雨林とか酸性の土地で(ry」
GM:「現実にそういう植物や山の自然サイクルがあるんだから仕方ないじゃないですか(笑)。あーもうじゃあマナですよ!マナ、魔法!幻獣が山を手入れしてたの!(一同大笑)」
グリフォンたちは古代の魔術師の命令に忠実です。
欠けた碑文から『魔術師の名前』を集めそれを伝えることができれば、グリフォンたちの放火を止めて、
毒胞子を溢れさせている異界の穴を破壊しにいく猶予を得られます。
グリフォン/GM:「クエエェ。魔術師の名、答エテ見ロ!」
ニーナ:「魔術師の名は……。……(スッと魔術師名が書かれたメモを差し出す)」
ハンナ:「え? 私が答えるの? 魔術師の名前は『グラウ・キーファー』~!」
GM:「『クエエェ!オマエ、新しいご主人サマ!』 じゃあグリフォンはでっかい体でハンナにじゃれついて頭をガジガジガジ」
ハンナ:「ええい、うっとおしい! この展開読んでたでしょ(笑)」
ニーナ:「やっぱりそうなったか(笑)」
グリフォン/GM:「クエエ、新しいご主人サマ!この谷に住メ!」
ハンナ:「早く魔域を破壊してこいつらを役割から解放しよう……(決意)」
その後、冒険者たちはパッペル渓谷の地割れの中に発生した、魔域の元に到着。
穴の前には樹人アルボルやオーガが待ち構えており、魔域を大きく成長させる儀式を行なっています。
GM:「食らえ、新魔法【コングスマッシュ】!必中物理の26点ダメージ!」
ジャム:「グララン挑発フェンサー殺し。相対的に鎧ファイターの評価を上げる調整かな」
ニーナ:「取り巻きのサーベルタイガーの痛恨撃が入って残り12点……!」
ハンナ:「回復魔法入れるよ。フェローは攻撃魔法がクリティカル!」
ニーナ:「練技全部使って斬り返し行きます!」
ジャム:「カード使ってクリティカルレイAも飛ばした」
ニーナ:「(威力表コロコロ)……6ゾロ!」
一同:「クリティカル強化いらなかったー!(笑)」
ニーナ:「(コロコロ)出目11、出目12…クリティカルが止まらない。合計56点です!」
GM:「無理、耐えられません!オーガは真っ二つされました」
儀式を行なっていた蛮族リーダーのアルボルは戦線を離脱し、異空間の穴の中に逃走しました。
……ここまでプレイしてまだ15時前。今日の冒険はテンポがいいです。
元々オンセ用のネタで捻ったギミックもなかったから、悩まずまっすぐに突き進めば、結構早く終わってしまうシナリオだった模様。
知識判定もハンナの【インスピレーション】込みでガンガン破られちゃうし(笑)。
一旦、休憩と成長を挟んでから、2本目のセッションも遊ぶことにしました。
2本目のセッションは、毒胞子を溢れさせていた魔域の探索。
巨大キノコが繁茂する不気味なダンジョン攻略です。
ダンジョン内では、ニーナがピンゾロを振ってナメコ床を滑り落ちたり、ジャムが幻覚の回廊の仕掛けを手裏剣で破ったり。
仕掛けに翻弄されつつも、ロープ登攀なども使ってサクサク攻略してゆきます。
GM:「(探索をして)ボス部屋前に置かれている壺、これはデーモンの封入具です。ボスが合言葉を唱えたり破壊したりすると、中から魔神が出て来ます」
ジャム:「じゃあ一つ前のフロアにあったヘドロの滝に捨てようか」
ニーナ:「よいしょよいしょ」どぼーん
GM:「あ、はい。壺はそのまま沼の底に沈んでゆきました」
ハンナ:「GM……(笑)」
GM:「新技能のデーモンルーラー要素、使えなかった……」
ダンジョンのボス、樹人アルボルシニアと蛇人ケパラウラウラの魔法相手に、苦戦するPCたちでしたが、ジャムが挑発攻撃で攻撃を吸い集めながら魔法を弾き、ハンナが補助魔法で命中や打点を下支えし、リカバリー。
最後にはニーナの斬り返し攻撃が、景気よくクリティカルを回し、ボスを両断。
パッペル渓谷を脅かす魔域の脅威を、見事取り除くことに成功しました。
少人数パーティならではの身軽さで立ち回り、それぞれが専門技能の判定で致命的ミスを発生させる事なく、見事な連携を見せてくれました。
ロールも(NPCの登場は少な目でしたが)賑やかで楽しかったです。
今回はGMだけが新サプリを導入して新魔法を楽しんでいましたが、次の機会があったらPCのドルイドやデーモンルーラーも見てみたいところです。
皆さま、参加ありがとうございました。
【会場の様子】
少人数開催のため、会場は先月と同じカラオケ店を利用しました。
先月のN◎VA卓が5人・1部屋でも広さに余裕があったので、卓ごとにBOXを予約したのですが、
今回案内されたのは、少し小さめの4人サイズの部屋でした。テーブルがやや狭めに……。
10人ちょっとの開催の場合、パーティールームを利用するのがいいかもしれません。参考までに。
第2卓:「異世界転生RPGサンサーラ・バラッド」 GM:NHさん
(11/03 一時更新)