■第18回 活動記録
Ⅰ実施日:2016年2月28日(日)
Ⅱ実施場所
セッション実施場所:千葉市中央コミュニティセンター
Ⅲ活動内容
セッション
Ⅳ参加者 計13名
乙ハヂメ、美緒、量産型小市民、ヨッシー、オガワン、ephe、TOTO、フジキ、lamancha、かえで、ガリュー、夏目、中村(見学者)
Ⅴ活動内容詳細
①顔合わせ
②セッション3卓実施。詳細は下記の通り。
ⅰ)『クトゥルフ神話RPG』 GM:TOTO
ⅱ)『ブレイド・オブ・アルカナ リインカネーション』GM:フジキ
ⅲ)『トーキョーN◎VA-X』GM:ヨッシー
ⅰ)『クトゥルフ神話RPG』 GM:TOTO
ⅱ)『ブレイド・オブ・アルカナ リインカネーション』GM:フジキ
【シナリオ】
タイトル『欲望の渦巻く街』
沿岸都市ビルランド……かつては、漁業と交易を中心に栄えた華やかな都市であった……。
しかし、領主が変わるとその都市の様子は一変する。
城塞と化した領主の館と、それに伴う街の要塞化。また、一部の特権階級の者が住まう区域の改築は、まるで大都市の貴族街を思わせる作りであった。
ただし、それに伴う一般市民への重税と強制労働。それらに異を唱える者への、厳しい取締り。そして、そんな市民達が縋るべき教会の腐敗……。
街から、どんどん活気が失われ、一部を除き華やかさとは程遠いものに変わっていった。
そして、その状況を打開する為、一般市民達のレジスタンス活動が活発になりはじめた。
そんな混沌とした街に、運命に導かれるようにやって来る聖痕者達……それは当然、この街での闇の者の暗躍を意味していた。
果たして、聖痕者達は闇の者の暴挙を阻止する事ができるのか!?
……というわけで、今回のテーマは「人間の欲望」でした。
本来、ブレカナにおける殺戮者(マローダー)は、人間の欲望を肥大化させた存在がなるのですが、今回は殺戮者自身が、他の人間の欲望を煽りそれを見て楽しむという存在でした(それ故に「いったい誰がボスキャラなの!?」みたいな感じにはなったと思いますw)。
また、システムが一応ダークファンタジーを謳っているので、シナリオもダークファンタジー寄りにして、「悪の存在を倒せば、皆がハッピーエンド!」みたいな物語には作っていませんでした。
特に(FEARゲームでは、物語内の影響力が高いといわれる)PC1から順番に、シナリオの「重さ」が設定してある感じになりました(勿論、PCの行動によっては、それを別の方向にもっていける道も設定してありましたが)。
【PC達】
●PC1:レオン(男・23歳)[PL:かえでさん]
今回のPCの中で一番、殺戮者に近い存在でありながら、逆に一番殺戮者の影響を物語中に受けず、同時に一番重い物語の結末を持っていました。
PCとしての結末の流れは大きく二つを想定しており、物語中にほとんど会うことの無いヒロイン(PC1の幼馴染のNPC)に対して、特に強い関心を示さないか、あえて食いついていくかで、その結末は変わりました。
レオンに関しては、(暗殺者というクールな設定もあり)前者の方を選択しましたが、最後に心の壊れたヒロインと再会するという結末に至りましたが、マスターとしても普通はこっちの結末になるだろうとは思っていました。
ちなみに、後者を選択すると、ヒロインの心は壊れないものの、やはり殺戮者にそそのかされた別のNPC(レジスタンスリーダー)との対決が発生し、それによってヒロインが死んだり死ななかったりする展開もありました。
●PC2:ハインリヒ・リューゼンガー(男・38歳)[PL:量産型小市民さん]
今回の物語の中枢のNPC(領主)と関係を持つPCで、PC自身のクールな設定も相俟って、NPCに対してよく働きかけていました。
PC1のパターンとは違い、こちらの方の結末はいくつか方向性があるのですが、今回の結末(領主の死亡)は普通に進んだら、こうなるだろうなあ的な感じでした。
最終戦闘では、後述する事情で活躍する間もなく終わってしまいましたが、最大の見せ場は中ボス戦に突入する時の立ち回りだと思っています。
●PC3:クリスピヌス(男・35歳)[PL:Lamanchaさん]
一見すると、今回の物語で一番中枢から遠い存在の位置にいたのですが、それゆえにPCの機転で上手く立ち回る事ができる、ある意味PC5に近い存在でした。
そして、今回のPCの設定及び立ち回りで、実は戦闘パートを一つキャンセルしている、影の功労者でもあります(それ故に最終戦等が、比較的楽になったのでした)。
一歩間違うと、他のPCや市民にも迫害を受ける、危うい立ち回りながら最後まで演じきったのは、まさに見事だと思います。
●PC4:ヘルガ(女・23歳)[PL:乙ハヂメさん]
プロローグで追っていた殺戮者が今回のボスキャラで、本来はそこに一番最初に辿り着くはずなのですが、噛ませのNPCが出てPCを翻弄するという流れでした。
そのNPCの性癖は、PCの性別で決定するので、もしPCが男だったら、普通に男好きのビッチなキャラになっていたでしょう。
あと、一つだけ演出的な誤算だったのは、そのNPCが中ボスとして出る戦闘で、本来一番のターゲットにするはずのヘルガが、100m先から狙撃という攻撃手段を選択(GMとして、それを止める理由は無い)したので、ヘルガとの戦闘中の会話や戦闘終了後の演出(「お前の胸の中で死にたい」的なやつ)が出来ずに、あっけない死に方をした事でしょうか?(まあその分、ヘルガには最終戦闘でPC1並のセリフを吐いてもらう事となりましたが)
【マスター感想】
(日頃から)個人的に「バッドエンド」というものは存在しない(例えPCが全滅しても、それはそれでドラマがある)と思っており、また今回のシステムがダークファンタジーという事もあり、今回の物語も綺麗に終わったと思っています。
また(時間的に経験点の算出はできませんでしたが)、各人のPCは個性的だったと思っていますし、今回の物語に華を添えたと思っています。
というわけで、参加者の皆さん、改めてお疲れ様でした。
ⅲ)『トーキョーN◎VA-X』GM:ヨッシー
(2016/02/29 一時更新)
(2016/03/01 一時更新)