■第85回 活動記録
Ⅰ実施日:2023年9月24日(日)
Ⅱ実施場所
千葉市中央コミュニティセンター
Ⅲ活動内容
セッション
Ⅳ参加者 計6名
乙、lamancha、ヨッシー、コードウ、如月テンマ、見学者1名
Ⅴ活動内容詳細
以下1卓にて実施
システム:サイバーパンクRED GM:乙
■シナリオ:『大ブレイク!』
■シナリオトレーナー:
「♪お日様の光を届けて、笑顔を取り戻そう
ハローキューティーといっしょにね!♪
♪街いちばんの銃を手に入れて、
しかめっ面したサイバーサイコをお洗濯しちゃおう!
ハローキューティーといっしょにね!♪」
歌いだしたデザイナー――ジェイ・ZK(ジーケー)――は、踊りながら壁のライフル協会も笑顔になりそうな、ピンク色の銃器コレクションに手を触れた。
ショットフロッグからコイ・キッカーまで、彼女のクリエイティブな企画はどれもヒットを飛ばしており、アニメ・ファンにも大人気だ。
「サンロオのハローキューティーに私のデザインが選ばれるなんて、本当に嬉しいわ! 歌と宣伝文句までバッチリ用意してるの!」
「でもね、ここまでデザインが売れると色んな人が文句を言ってくるの。ほら、他の銃を売ってる企業とかアーティストとか……」
彼女はピンク色の拳銃を取ると、壁の的にぶっ放した。
「『ギャング3D』とかいうやつが、私にさんざん嫌がらせをしてくれてるってわけ! そいつは私のエージェントに不正アクセスしようとしたり、嫌がらせの偽データを友達に送りつけたり……ああもう、許せない!」
「もうたくさん! ギャング3Dとかいうやつをぶち殺してちょうだい! できれば私がデザインした弾丸を使ってね!」
そう言うと、彼女は猫人間のプリントつき弾丸を渡してきた……。
■PC紹介
PC①
HN:ブラッドドクター ロール:メドテク PL:ヨッシー
命を救い、そして奪うメドテク。
ゴロツキ警官の土手っ腹に大穴あけたうえで治療費巻き上げて助けるお方。
移動中にダストやシレン用の薬を調合、戦闘を陰日向から支える。
PC②
HN:ダスト ロール:ソロ PL:コードウ
若干対人恐怖症気味の戦闘のプロ。
アサルトライフルのフルオート射撃は大型ドローンを一撃で沈める攻撃力。
頼れるクルーたちのフロントマン。
PC③
HN:シレン ロール:ノーマッド PL:如月
荒野の運び屋ノーマッド。
移動に時間とコストの掛かる今回のシナリオギミックを、自前のヴィーグルでほぼノーコストに。
尾行に、遮蔽にと、とにかく大活躍の愛車であった。
PC④
HN:グリース ロール:フィクサー PL:lamancha
闇の仲介人フィクサー。
交渉と調達の達人であり、必要なネタを軽々準備。
事件解決の証拠集めに大きく寄与した。
PC⑤
HN:レッドアイ ロール:ネットランナー PL:見学者
素早いハッキングが得意のネットランナー。
NRT構築体へのアクセスが始まれば八面六臂の大活躍。
侵入、セキュリティの無効化、情報の取得など、早業を見せつけた。
■GM所感
暗黒の未来を舞台としたTRPG「サイバーパンクRED」を用い、いかしたエッジランナーたちとセッションさせていただきました。
過去作、当該作、ゲーム「2077」、アニメ「エッジランナーズ」、それぞれ誰も触れたことのない状態での開始となりましたが、皆さん世界観の飲み込みが早く大変助かりました。
シナリオ概要は、倫理観がイカれている銃器デザイナーからの依頼は、嫌がらせをしてくる犯人の始末。操作を始めたエッジランナーズたちは謎の妨害を受けつつも、企業の陰謀に気づいていく……というもの。ナイトシティを縦横無尽に移動することになる自由度の高いシティアドベンチャーシナリオとなっていました。
PLたちのメタ読みが冴え、ほぼ最短でシナリオは進行していたはずですが、マスタリングの不手際で最後時間が足りなくなってしまったのは申し訳ございません。最後駆け足でしたが、無事ミッションをクリアいただきました。
セッション後にきちんと整理をして説明しようと思っていましたが、それも出来なかったので以下で改めて。
(以下、今回のシナリオのネタバレです)
・ジェイ・ZKに嫌がらせをしていた「ギャングスタ3D」は、サンロオのライバル企業ディズコムに雇われたネットランナー、ウィンストン・フラマイター。
・ディズコムはサンロオと同様のキャラクターコンテンツ企業なので、銃器マーケットにおけるサンロオのビジネスを潰して自分が取って代わりたかった(ので、過去ZKの引き抜きも画策していた)。
・フラマイターを雇ったディズコムのエグゼクがハインリヒ・アイスナー販売部長。ZK、サンロオがライフル協会と不仲であることを知った彼は、ライフル協会のサンロオ担当であるチャールストン・グラントを抱き込んで、フラマイターに協力させていた。
・ZKのデザイナー仲間であるエレンとマックスはZKの成功を妬んでおり、フラマイターに唆されてZKのエージェントのハッキングに協力していた。
ということで、個別の案件とも思われていたものは元を辿ると1点に集まるのでした、という話でした。
今回は久々のTRPGかつGMで、なおかつマスタリングに慣れていないシステムへの挑戦でもありました。
ルール運用に不備もありなしたが、寛大にも受け入れてくれましたPLの皆様には感謝申し上げます。
やはりセッションは楽しいですね!ご同席いただきありがとうございました。