空港への進入着陸の方式 その⑤ | パイロットへの道

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パイロットとして日常フライトへの考えや、勉強内容のまとめ、業界ネタを綴っていきたいと思います。

【精密進入】 【APV】 【非精密進入】 【直接ランウェイを見ながらの進入】
ILS APP BARO-VNAV APP NDB APP コンタクト APP
PAR APP RNP-AR APP VOR APP ビジュアル APP
GLS APP   TACAN APP 有視界方式によるAPP
    ASR APP  
    RNAV APP  

 

今回は以下の三つについて

・コンタクト APP
・ビジュアル APP
・有視界方式によるAPP
 
 
この三つに共通するのは直接RWYを見て着陸する方法です。
 
コンタクトAPPとビジュアルAPPは計器飛行方式(IFR)に区分されます。
 
・コンタクトAPP(目視進入)は、その空港においてターミナルレーダー管制業務が行われていない。
進入開始点以降の計器進入の一部または全部を省略できる進入。
 
・ビジュアルAPP(視認進入)は、その空港においてターミナルレーダー管制業務が行われている。(その空港にレーダーがなくても管制業務が行われている場合を含む、MVAによりできない場合もある)
ターミナルレーダーにおいて誘導され、飛行場や先行機を目視により確認しながら行う進入。
 
ややわかりにくいですが、ターミナルレーダーというものは大きい空港に設置されており、地方空港にはターミナルレーダーが設置されていないことが多いです。
 
三つ目の有視界方式というものは、他の航空機との間隔(管制間隔)を管制官ではなくパイロットが維持する方式です。
 
三つともに言えるのは、雲中飛行ができないので、天気が良い時しかできませんが、経路等ある程度自由にできることが可能となります。
 
 

IFR ; 高度や進路の変更など、到着までの全ての行程において管制承認を必要とする飛行方式 

VFR ; 離陸後に目視にて位置を判断する飛行

 

 

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