航空会社のパイロット勤務について② | パイロットへの道

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パイロットとして日常フライトへの考えや、勉強内容のまとめ、業界ネタを綴っていきたいと思います。

今回はパイロットの勤務のスタンバイについて

 

スタンバイには二つあります。

一つ目は、出社スタンバイ

二つ目は、自宅スタンバイ

 

会社によっては他にもあるかも知れません。

 

そもそも【スタンバイ】とは

パイロットはフライトするにあたり、体調管理が求められます。

しかしながら人間です。いくら体調管理したところで崩すこともあります。

体調を崩したパイロットにフライトをさせるわけにはいきません。その為にも交代要員を会社は確保しています。

また体調不良以外にも、飛行機が何かしらの影響で計画通りに飛んでおらず大幅な遅れが発生したり、機材の故障も考えられます。

飛行機は1日何度も飛んでおり、遅れ等が発生するとそのあと使う予定だった路線に使用できなくなります。

その為に予備の機材で別の要員でフライトを組み直すこともあります。

そういったことを踏まえてスタンバイ要員をアサインしています。

 

【出社スタンバイ】とは

読んで時の如く会社に出社して、上記のような事態にすぐ対応しておく必要性があるので

空港にいていつでも飛べる準備をしています。いつ、どこへ飛ぶかわかりません。

何もなければ就業時間が過ぎれば帰宅します。

 

【自宅スタンバイ】とは

これも読んで字の如く。自宅でスタンバイすることです。

出社スタンバイと異なるのはある程度時間的余裕がある場合に呼び出されてフライトをします。

出社するまでの時間もあるので、「数時間後の、このフライトを取ってください」等連絡が来ます。

割とギリギリの時間設定の時もあります。

なので家の掃除等はいいですが基本お出掛けはできません。

犬の散歩やお昼の買い出し等は個人判断ですが、すぐ出社できる準備はしています。

会社や路線によっては、呼び出されて徹夜フライトなどもあるかも知れませんのでお昼寝も重要なお仕事です。

徹夜フライトでフラフラな人の飛行機には乗りたくないですよね。

 

色々な心づもりは必要です。

 

 

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