先日の木下大サーカスの帰り、ちょっと御園座へ寄り道。
新しくなった御園座の「御園小町」という売店というか飲食スペースが見たかったのですが、その時「レ・ミゼラブル」が公演中だということを知りました。
去年までは中日劇場(←取り壊し)で上演されていたらしいですね。
やっていることを知らなかったくせに、急に見たくなり「平日一人で見に行ってもいい?」と娘に聞いたら「私も見てみたい・・・」と。
それならとチケット探したど素人というのは怖いもので、当然完売しておりました(^^;
当たり前よねー。ファンの人に怒られるわ、今更。
でも、探したらチケットセンターで奇跡的に休日二枚、並びの席で売りに出ておりました。
が、当然少しお高め。
悩んだ悩んだー。
「小学六年生でわかるのか?」「来年でもよくないか?」とか・・・。
でも私も娘も「見たい」と思った時が縁だと思うし、
高いと行っても別都市へ見に行くことを考えたら安いし。
ということで購入。
私が購入したのは「チケット流通センター」というところで、匿名取引で、
業者宛にお金を振り込んだら、そこが入金確認後に出品者へ連絡し、出品者からコード(コンビニ発券用)が開示される仕組みでした。
今月14日からチケット転売禁止法が施行されたけど、今度からこういうのどうなるのかな。
とにかく良心的なお値段で譲っていただいて助かりました。
が、チケット取ったはいいけど、今度は別の不安が。
私も娘も、「レ・ミゼラブル」は最後まで読んだことがない。(コゼットが大人になったところで挫折)
しかも、本格的なミュージカルを見るのは初めて。
楽しめるかな?飽きたらどうしよう?
3時間あるみたいだし・・・。
と不安は尽きず、それでもあまり先入観を持たないようネットで調べるのは最小限にしました。
キャストや簡単なあらすじ、上演時間や御園座について調べた程度。
当日は梅雨の晴れ間で、雨も降らなくてよかった。
11時半開場、12時開演。
ちょうどお昼時ですが、朝食が遅くてお腹が空いていなかったので「御園小町」で幕間に食べるものを買いました。
御園座は御園タワー購入品以外の飲食物はご遠慮ください、とのことです。
「御園小町」の御園サンドロールが名物だということで、ソースカツサンドとどら焼きを購入して中へ。
名物だという芋きんつば実演をやっていたので購入。
天むすとかも売っていたので、中で買ってもよかったなと思いました。
開演まで20分以上あったので、かなりの人がお昼ご飯を食べていました。
新しくなった御園座は、席で食事をすることができます。
匂いが充満しないように椅子の下に空調があるのですが、それがちょっと寒かったな。
チケットセンターなので席を選ぶ贅沢はできなかったけど、1階で後方ではありましたが端ではなくてよかった。
気になる女子トイレですが、結構数があり一方通行で混雑回避。
係の人が常に誘導してくれるので、すごい行列でも休憩内にはちゃんとさばききれます。
休憩は25分。
12時開演、一幕が終了したのが13時30分頃。
25分の休憩後、15時終演でした。
で、感想は・・・。
すごくよかったですー!
「民衆の歌」以外はほぼほぼ知らない私ですが、どの曲も聞きほれ、引き込まれました。
でもやっぱり大人数で歌う迫力はすごい!
生オーケストラもすごい!
御園座は結構小ぢんまりとしていて、その分舞台と近く迫力がありました。
一幕は長いので、初めての私はちょっと疲れてきてしまったのですが(^^;
でも一幕ラストも素晴らしかったです。
二幕はストーリーがちょっと・・・と私は思ったのですが、
ストーリーを知らない分、娘は「二幕の方が面白かった」と言っていました。
原作がとても長い話なのでストーリーにはちょっと無理があるところがありますが、
舞台のすごさはそこだけではないのだなー、と。
開演前、この「本日の出演者」のボードを撮影する列ができてまして。
「最後尾こちら」と案内版が出るくらいで驚きましたが、帰りにはちゃっかり私も撮ってました。
素人だけに、あとで確認したかったので。
他の公演はわからないので何とも言えませんが、ジャンバルジャンとジャベールの方が素晴らしかったですね。
アンジョルラス、かっこよかったです。
コゼットよりエポニーヌの方が人気がある、ということが観て初めてわかりました。
それぞれ書くと尽きませんが、何度も見たくなるというのがわかりました。
この日は名古屋公演前半組の千秋楽ということで、カーテンコールも長くキャストがはっきりわかってよかったです。
開演前は「2,200円、高っ!」と思ったパンフレットも、終演後にはすぐ購入。
娘は家に着いてすぐ、着替えもせずに見てました。
娘の感想は「見てよかった」と言っていて、チケット取ってよかったと思いました。
娘より小さい子も数人いました。
これがまた娘の世界が広がる経験になればいいな、と思います。
私が「レ・ミゼラブル」というミュージカルの存在を知ったのはこのCM。
「民衆の歌」、今とかなり歌詞が違いますね。
私、ずっとこれで覚えてました(^^;
1987年、この時が初演らしいです。
この「民衆の歌」に感銘したのに、実際に劇場へ足を運んだのが32年後・・・なんてカメ・・・。
今回32年越しに生で聴くことができて、「本当にしあわせだぁ~」と思いました。
感動で「泣く」というのではなく、喜びが込み上げました。
娘も寝る前に「「民衆の歌」っていいよね~。」とか「レ・ミゼラブル、読みたいなぁ~」とか言ってました。
昔、父の書棚に全5巻セットあったんですがね。挫折しました。
挑戦してみようかな。
2019年キャストです。
生はやっぱり素晴らしいですが、生でなくても素晴らしい・・・。