2月26日の土曜日10時。
森山氏の出馬表明会見を見てきた。
彼が訴えたい事の本質は何のか?
表から見れば。
沖縄市は琉球キングスのお膝元、エイサーもある。
ミュージックタウンという施設に象徴される音楽文化の発信地。
そして那覇市に次いで県内2番目の人口を有する街。
だけど市民の内情、実態はどうなのか?
完全失業率は7%台。
平均所得は下から3番目の低所得。
企業の数は平成8年をピークに減少し低迷を続けている。
非課税世帯以外の家庭もぎりぎりの生活を強いられている。
これが沖縄市という街の実態である。
私はずっとこの街に住み、生活し子供を育ているが故に内情はよくわかる。
送り迎えで多くの、多くの子供たちの見ては、「そろそろ履き替えてもいいのでは?」と感じるほど履き潰されている靴。
華やかな裏には多くの貧困家庭がおり、ぎりぎりの生活を余儀なくされている。
これが沖縄市の実態だ。
スポーツ観戦出来る余裕なんてない。
スーパーの惣菜コーナーでは値下げされた惣菜を買いなんとか日々の食を食い繋ぎ、食費を切り詰めている。
これが実態なんですよ。
「箱物行政」から脱却しなければ市民は貧しいばかりで疲弊する一方だ。
ここにメスを入れる事。
それこそが政治の責任だ。
人への投資。
「失業率の改善」「所得向上」
これこそが沖縄市民の、子供の生活環境、教育環境を良くさせる。
今の沖縄市政で良いのか?
良いわけないだろ。
森山氏の訴える「箱もの行政から人への投資」
それが全てであると強く思う。
そう感じた記者会見だった。