先日、職場の先輩でねこむらさん繋がりの、にゃるくさんにネコのマンガを貸してもらい毎晩読みふけっているちばこです。こんばんは。
そのマンガの中にあったエピソードで、自分でも思いっきり身に覚えのあるエピソードがあって懐かしくなったので書いてみた。
旦那さんも虫の養殖にかけては天下一品だが、わたしも子供のころから虫とのつながりは深い。
小学校時代は東北地方を転々としていた家だったので、山の中とか田んぼの近くとかに家があったせいか部屋のなかにはカミキリムシとかセミとかオオミズアオとかクワガタとか、いろいろ、いろいろ飛び込んできたもんである。(今でもドカドカ飛んでくるけどね)
まあどこにでもいるG(名前は書きたくない)ももちろんいたが、所謂普通の昆虫と触れ合う機会が多くあった。
中でも一番多かったのがアゲハ蝶だ。
アゲハさんのおかあさんがベランダに置いてあったみかんの木によくたまごを産みに来て、幼虫を育てたこと数回。あれは理科の勉強に大変役立ったと今でも思っている。
ある時、傷ついた幼虫が蟻に攫われそうになっていて、「こりゃあマズイ」と子供心に思ったわたしは幼虫を運んでいる蟻目掛けてスリッパをぶち込んだ。
傷ついた幼虫を助けたい一心だったが、皆さんの予想通り、にっくき蟻じゃなく負傷している幼虫をぶっ叩いてしまい、あろうことか止めを刺した。
今思い返しても心が痛む(<ホントか)。
一昔前にはやった「前世占い」によれば、わたしの前世は蟻だそうだ。
5歳児の男子が手を突いた時、たまたま潰されて死んだらしいが、因果は廻るとはこのことか。
次回生まれ変わった際、アゲハの幼虫だったらどうしよう。
そのマンガにはネコからバッタを救ってやろうとしてトドメを刺してしまったマンガの作者さんのエピソードが綴ってあったが、善意がそのまま善意として伝わるとは限らないということを、子供時代にわたしは学んだ。
今でも善意でしているこつもりのことが、そうは伝わっていないかもしれないなあ、などと思ったり。
相手が人である場合は気をつけよう。
そして相手が虫である時は、もう手出しはしない。
弱肉強食ってそういうもの。
自然は自然の中においておくほうがよい。
本日、家の水瓶の中であっぷあっぷしていた羽虫を見て思ったこと。
もちろん放置だ。
頑張りたまえ。